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エンジンルームから水蒸気・白煙が上がった時の対処方法とは?

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2016.12.20 更新2017.03.16

先日、走行中に友人の車のエンジンルームから、突如水蒸気のような白い煙があがったそうです!想像しただけでも恐ろしいのですが、走行中のエンジンルームから水蒸気・白煙が上がるなどの異常があった場合、どのように対処すればいいでしょうか?

火災という最悪の事態を想定しましょう。

突如エンジンルームからの白い煙。誰でも慌ててしまうシーンではないでしょうか。しかし、煙の原因は二つしかありません。一つは最悪の事態である火災です。消防庁のデータを見ても自動車の火災は決して珍しくはなく、色々な原因で起きています。


火災の時はエンジンを切って車から逃げることが先決です。この時は鍵を車内に残すようにしてください。小さなお子さんがいれば、安全な場所にできるだけ早く逃げることが大切です。


白煙が上がったからといって、エンジンルームを消火しようとしてボンネットを開けることは決してしないでください。場合によってはエンジンルームに一気に空気が流入し、火災を助長してしまうことがあります。


近くに消化器があれば、消火活動を早く行うべきですが、リスクがつきまといますからボンネットを開ける時は急に開けないなどの注意が必要でしょう。またすぐに消防署に電話することを忘れないでください。


もう一つの原因はエンジンルームで冷却水が漏れて水蒸気が発生している場合です。なんらかの原因でオーバーヒートしているのでエンジンを切って冷やすことが大切です。ファンが回らなくなると急に温度が上昇することも考えられるのでエンジンを切ってからしばらくは様子を見るようにしましょう。


もし、近くに水があればまずボンネットを開けずにラジエーターに水をかけてエンジンを冷やしましょう。一般的にラジエーターは前の方についています。ちょうどナンバープレートの奥辺りです。もっとも注意すべき怪我はラジエーターキャップを開けて高圧高温の水蒸気で火傷することです。充分に気をつけましょう。


水温計が機能していれば、50度くらいまで冷えてからボンネットをあけてオーバーヒートの原因を考えます。サブタンクを見ると水が少ないのかどうか確認できます。あるいは外気温が高く渋滞しているとオーバーヒートしやすい状況となります。夏がくる前に点検しておきたいですね。


モータージャーナリスト 清水和夫

環境問題という点から車とエコについて解説します。

国内外の耐久レースで活躍する一方、モータージャーナリストとして自動車の運動理論や安全性能を専門にしつつ、最近ではクルマ好きが考える安全と環境をライフテーマとして執筆しています。

【URL】 http://kaz-administration.blogspot.com/
【メディア】 「ディーゼルこそが、地球を救う」(ダイヤモンド社)、「車安全学のすすめ」(NHK出版) 、「モーターマガジン」「ENGINE」「GENROQ」などで連載中、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレターとしての出演も多数。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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