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トラブル解決術

高速道路で災害に遭遇した時の対処方法とは?

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2015.05.18 更新2017.03.16

先日、高速道路を運転中に地震にあいました。その時は、ラジオのニュースで知ったぐらいの揺れでしたが、もし、高速道路でもっと大規模な災害にあった場合どのように対処したらいいのでしょうか。

ハザードランプをつけてゆっくり停車し、カギをしたまま避難を。

■走行中に揺れを感じた場合の対応

高速道路に限らず自動車を走行中に強い揺れを感じた場合や、緊急地震速報を受信した際は、ゆっくり減速して車を停車させます。しかし実際に走っているとそれが地震の揺れと気づかず、強い横風を受けたように感じたり、タイヤがパンクをしたかと勘違いをする場合もあるなど、ドライバーによって受け取り方は様々です。


そのため、車を減速させる際には必ずハザードランプをつけ、急ブレーキを避けてゆっくり停車させる必要があります。車を停車させたら、緊急車両が通行出来るように道路を空けなくてはなりません。原則左側、それができない場合のみ右側に車を寄せて停車させます。この際、高速道路の出入り口やPA/SAの出入り口などをふさがないようにします。


なお停車した場所がトンネルの中であったり、川を渡る橋の上である場合は、安全を確認した後に低速で車を動かし、トンネルや橋から離れた方が安全です。トンネルの中にいる場合、火災が起きていなければ避難通路から脱出をする必要はありませんから、トンネルの外に車を出すようにした方がよいでしょう。


■停車させてからの対応

車を停車させたら、まず余震などで動き出さないようにするため、サイドブレーキをしっかりと引いておきましょう。そしてラジオをつけ、地震や災害の状況を確認してください。高速道路上にいる場合は、ハイウェイラジオ(高速道路情報)1620KHzで情報収集をするのが適切です。特に沿岸部を走行していた場合は津波情報に注意してください。


高速道路上で火災などが発生していない場合、無理に地上へ避難するよりもその場に留まった方が安全な場合があります。適切な避難先が判明するまではラジオなどで情報を集め、特に土地勘がない場所にいる場合は慌てて移動しないようにしましょう。なお警察の誘導があればそれに従います。


車を置いて避難をする際は、緊急車両の通行の妨げになっている場合に移動をさせる必要があるため、キーはつけたままにします。インテリジェントキーの場合はすぐ分かるところにカギを置いておきます。また火災を車内に引き込まないようにするため窓は閉めておきますが、ドアロックはしないように注意してください。


津波などから避難する場合はとにかく急ぐことを優先しますが、余裕がある場合は車内の貴重品を全て持ち、車検証なども持ち出しましょう。また氏名と電話番号を記載したメモを車内に残すとよいでしょう。


備え・防災アドバイザー 高荷智也

身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。

「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。

【URL】 http://sonaeru.jp/
【経歴】 2007年に本業のかたわらで始めた防災ブログが反響を呼び、2011年より防災をテーマとしたセミナー・執筆・メディア出演を開始。2015年に、屋号をソナエルワークスと定め、以来インターネットメディアや講演会などを中心に活躍中。1982年、静岡県生まれ。
【メディア】 テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。著書に「中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド(2015年)」、他。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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