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地震後、家や部屋に閉じ込められた時の対処方法とは?

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2015.05.18 更新2017.03.16

先日、地震後に家の扉が開きにくくなりました。運よく、小さな地震でしたので問題なかったのですが、 もしも大地震などの影響で、扉などの出口が歪み、部屋や家に閉じ込められた時にはどのように対処すればいいのでしょうか?

地震の二次災害を避けるため、すぐに脱出経路を確保しましょう。

大地震で自宅に閉じ込められてしまった場合は、揺れが収まり次第できるだけ早くドアなり窓なりを破って、外部へ避難するための出口を確保することが重要です。地震の後は津波、火災、土砂災害などの二次災害が発生する可能性が高いため、外部の状況を確認する必要があるためです。


■地震直後の対応について

マンションなどの集合住宅は、大地震で建物全体がゆがんでしまうと金属製のドアが開かなくなる場合があるため、できるだけ早くドアを開けるようにします。しかし大きな揺れの場合は揺れに翻弄されてドアまでたどり着くことが難しいため、まず身の安全を図ることを優先します。


揺れが収まったら、火の始末とあわせてすぐにドアを開けて避難経路を確保します。これはホテルなどに宿泊している場合も同様です。また地震の直後は開けることができたドアも、その後、徐々に建物の変形が進んで開かなくなる場合があるため、安全が確認できるまでドアは完全に閉じないようにします。


■完全に閉じ込められてしまった場合

マンションも戸建も、ドアが開かなくなってしまった場合は窓やバルコニーなどの脱出経路を確保します。地震は二次災害が生じる可能性があるため、揺れが収まったらすぐに外部の状況を確認するようにしてください。なお、慌てて飛び出すと落下物などの危険があるため、揺れが完全に収まるまでは屋内に留まります。ヘルメットや座布団があれば、かぶるとよいでしょう。


屋内の部屋に閉じ込められてしまった場合は、靴を履いてから勢いよくドアを蹴り飛ばしたり、工具があればドアに穴を開けるなどして避難経路を確保します。屋内のドアは玄関ドアほど頑丈には作られていないため、比較的簡単に破ることができます。


しかし子どもや高齢者、要介護者しかいない家庭の場合はこうした対応を行うことが難しいため、大声、ホイッスル、鍋を叩くなどをして、外部に救助を要請するなどをする必要があります。まずは存在を外部に知らせることが重要です。


■マンションのバルコニーから避難する場合

マンションは、原則として玄関とバルコニーなど2方向以上の避難経路が設けられているため、ドアが開かなければバルコニー側から避難をすることになります。自室のバルコニーに避難ハッチがあれば、避難はしごを下ろして階下へ降りていきます。


自室のバルコニーに避難ハッチがない場合は、蹴破り戸(お隣との隔て板)を破って隣室へ移動し、お隣の家の玄関が無事であれば玄関から、避難ハッチがあればはしごを下ろして避難をします。そのため、蹴破り戸の近くには普段から物を置かないようにしましょう。


なお蹴破り戸(お隣との隔て板)は小さな力で穴が開くように作られていますが、サンダルなどで蹴ると破片でケガをする場合があるため、くるぶしまでを覆う靴下をはいた上で、スニーカーや丈夫な靴を履いてから蹴ると安全です。


備え・防災アドバイザー 高荷智也

身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。

「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。

【URL】 http://sonaeru.jp/
【経歴】 原子力工学を専攻した後、リサーチャー、WEBマーケターと経験を積み、2007年より防災ブログを開設。その後防災情報サイト、防災ネットショップと、身近な備えの行動支援をするWebサイトを立ち上げながら、インターネットメディアを中心に活躍中。
【メディア】 テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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