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トマトの食べごろ、保存方法とは?

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前に購入したトマトを食べようとしたら、トマトの皮がしわしわになっていました。シワになったトマトは食べられるのでしょうか?トマトの食べごろの時期、また保存方法について教えてください。

少々のシワならカレーやシチューなどの煮込み料理の隠し味に。

トマトの皮のシワシワ度合にもよりますが、少々のシワであれば食べることができます。ただし切ってみて中身が茶色っぽく変色していたり、変な匂いがしたら食べないでください。トマトは収穫後も追熟するタイプの野菜です。ということは保存状態や追熟の加減で賞味期限もそれぞれ違ってきます。


もともとトマトは料理のうまみ成分として世界各国で昔から使われていた食材です。多くの国では加熱する料理に使用されていて、生で食べる国の方が少ないのではないでしょうか。シワシワが気になった時は皮をむき煮込み料理等の隠し味に入れてみて下さい。パスタやグラタンに入れるのもおすすめです。旨味がたっぷり出て美味しく仕上がること間違いなしです。


■美味しいトマトの選び方

・ヘタが緑色で反り返っている

・おしり部分から放射状に白い筋が入っている

・形が角ばっていないもの


■トマトの上手な保存法

・ポリ袋に入れしっかりと閉める

・ヘタを下にして冷蔵庫の野菜室へ

・固く青い部分の多いトマトは常温


新鮮なトマトはヘタが元気で反り返っています。またおしり部分に白い筋がはっきり見えるほど甘味が強いといわれています。角ばっているトマトは中が空洞になっている可能性が高いので避けましょう。生のまま食べたい時は固めのもの、加熱して煮込みやソースとして使う時は真っ赤なものを選びます。


トマトの赤色色素はリコピンといい体のサビや老廃物を体外へ排出してくれる抗酸化作用が期待できる成分です。このリコピンは加熱することによって栄養価が倍増します。うまみ成分も加熱することによってアップします。ぜひ生だけではなく味噌汁やラーメン、炒め物など様々な加熱料理にトマトを加えてみて下さい。


野菜ソムリエ 神野佳奈子

筆者の写真

皆様のおいしい野菜生活をお手伝いします。

美味しい野菜の選び方や保存法、食べ方の工夫や豆知識をより多くの方にお伝えしたいと全国各地の講演や料理教室、イベントに足を運んでいます。生きていくために欠かせない「食」「野菜」のことに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

【URL】 http://www.canaco831.com/
【メディア】 朝日新聞、毎日新聞、「やじうまテレビ」(テレビ朝日)、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)、「スッキリ」(日本テレビ)出演など多数。
【執筆】 「大切な人に教えたい野菜の魔法」(ゴマブックス)、「お野菜が好き」(グラフ社)、「えのき氷レシピ」(ぴあ)、「毒出し生大根ダイエット」(洋泉社)、「ナッツレシピ」(マガジンハウス)など多数。
【監修】 セブンイレブン「野菜スイーツ」、ローソン「色の健康サラダ」、松竹MOVIX「野菜焼きドーナッツ」など多数。

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