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トラブル解決術

夏に車内温度が上がってしまった時の対処方法とは?

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2012.06.04 更新2017.03.16

先日真夏日だったということもあってか、少し駐車をしただけで車内温度が急激に上がってしまいました。このような車内の熱気を調節する対処方法や予防策などありましたらぜひ教えてください。

まずはサンシェードを使って、温度上昇を抑えましょう。

夏の炎天下に自動車を停めておくと車内温度は60度を超えることも珍しくありません。もし、車内にお子さんが残されていたら、脱水で危険な状況になることは容易に想像できます。わずかに窓を開けていても強い日差しには勝てません。とにかくお子さんを車内に放置してはいけません。海外では幼児虐待という厳しい罰則が適用されることもあります。


強い日差しの下に自動車を停める時は、フロントウインドにサンシェードを使うといいでしょう。これである程度は温度上昇を抑えることができます。また日頃から白いタオルを用意し、ダッシュボードに置くだけで温度上昇を防げます。ダッシュボードは黒が多いので光を吸収してしまいますが、白いタオルなら光を反射してくれます。自動車に戻ってきた時のことを考え、手で直接触れるシフトレバーのノブやお子さんが触るチャイルドシートの金属部分は、白いタオルで覆っておくといいでしょう。


状況にもよりますが、JAFが行ったテストでは、6月の初夏でも、ダッシュボードまわりで75℃に上昇し、このときの車内温度は約60℃まで達したそうです。フロントガラス越しに注がれた太陽の熱がまず合成樹脂でできた面積の大きいダッシュボードを加熱し、いわばストーブのような役割を果たし、温められた空気を循環させ車内温度を上昇させるわけです。


この状態では、小さなお子さんは10分~20分で脱水状態になるといわれています。仮にエアコンをかけたまま放置しても、アイドリング状態では冷却効果が低いので、車内温度は50℃近くになります。実際のデータでは熱中症は外気温がそれほど高くない初夏に多く発生します。というのは真夏の炎天下では誰もが気を付けますが初夏のさわやかな日差しのもとでは、そんなに上昇するとは誰しも思いません。そこが落とし穴になるのです。また、睡眠中のお子さんは発汗量が多く充分に水分補給をしないと直ぐに脱水状態になるので危険です。大人の感覚や常識はお子さんには通用しないので注意してください。


ファーストエイド・インストラクター 鹿口恵子

突然のケガなどに、誰でもできる応急処置をご案内します。

突然のケガや急病の時に、「それ以上悪化させない」、また「苦痛を軽減」するために応急処置をご紹介していきます。日ごろから応急処置の方法を知っておくことで、突然の事故でも正しい対応が可能になります。

【資格】 財団法人日本交通安全普及協会チャイルドシート認定指導員。 東京都消防庁認定 応急手当普及員。 モータースポーツ・ライフセービング機構「ドライバー&子供の応急手当」インストラクター。 NPOキッズデザイン協議会会員。日本交通医学工学研究会会員。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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