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小麦粉や片栗粉などの上手な保存方法とは?

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小麦粉や片栗粉などの粉物類に虫がわいて、使いものにならなくなってしまいました。小麦粉や片栗粉など粉類の食材の上手な保存方法を教えてください。

小麦粉や片栗粉などの開封後はしっかりと閉め密閉容器に!冷凍保存もできます

小麦粉(薄力粉、中力粉、強力粉)や片栗粉などの粉類は、湿気などが原因で虫がつきやすいので保存には注意が必要です。小麦粉や片栗粉などの使用頻度が多い人は常温保存に、使用頻度が少ない人は冷凍保存をするなど、使用頻度に合わせて保存方法を変えるとよいでしょう。下記の保存方法を守っておいしくいただきましょう。


●常温保存する時は

小麦粉や片栗粉など粉類の開封後は、袋から密閉容器に入れ替えるか、袋の口をしっかりと閉めて保存用袋か密閉容器、缶などに入れましょう。直射日光の当たらない場所や、湿気や温度変化が少ない場所に保存してください。


排水パイプが通るシンク下は、温度変化が激しく湿気がこもりやすいので小麦粉や片栗粉などの粉類や食品の保存には向きません。また、カビなどの嫌なにおいが吸着することもあるので、床下収納庫も避けましょう。


小麦粉や片栗粉などの粉類はにおいを吸収しやすいので、洗剤や化粧品などのにおいの強いものを近くに置いて保存するのもNGです。湿度が高くなる梅雨から夏にかけては、冷蔵室で保存すると、虫がつきにくくなります。


●冷凍保存する時は

小麦粉や片栗粉などを使う頻度が低い人は、冷凍保存がお勧めです。開封後のものは袋の口をしっかりと閉じてから冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。小麦粉や片栗粉などの粉類は庫内のにおいを吸収しやすいので、しっかりと密閉することでにおい移りの予防にもなります。また、凍ってしまうことがないので、使いたい分だけすぐに取り出すことができます。


●その他のポイント


<ラベルを貼る>

小麦粉や片栗粉などの粉類は、中身の見分けがつかなくなってしまったり、開封した日が分からなくなってしまったり。賞味期限は粉の種類によって異なるので、必ず開封した日付をラベルなどに記入し、袋や容器に貼っておきましょう。透明の密閉容器に入れれば、残量も把握しやすくなるので上手に使い切ることができます。


<大きなサイズは買わない>

小麦粉や片栗粉などは、どんなに大きなサイズがお買い得でも、家での使用量に合ったサイズや小さなサイズのものを購入したほうがおいしく使い切れます。


料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本 美由紀

筆者の写真

食材保存の基本やアイデアと共に、おいしく食べるコツをお伝えします。

テレビや雑誌を中心に、手軽に誰でも簡単に作れる料理レシピを考案。料理だけにとどまらず、家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動しています。暮らしのなかで抱える保存の悩みについて、アイデアと一緒にみなさんにご紹介していきたいと思います。

【URL】 島本美由紀オフィシャルサイト http://shimamotomiyuki.com/
【メディア】 「オレンジページ」(オレンジページ)、「ESSE」(扶桑社)、「女性セブン」(小学館)、日本経済新聞、「めざましテレビ」(フジテレビ)、「あさいち」(NHK)、「モーニングバード」(テレビ朝日)、「七色日和」(テレビ東京)などの出演など多数。
【著書】 「時間とお金が10倍になる!冷蔵庫お片づけ」(講談社)、「冷蔵庫スーパー片づけ術」(双葉社)、「ためず、忘れず、使い切る!『ストック食品』管理術」(亜紀書房)など、著書や監修本は25冊を超える。

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