トラブル解決術

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線路に落ちてしまった時の対処方法とは?

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毎朝、電車を使って通勤しているのですが、ホームにたくさん人がいる時など、注意をしていても線路に落ちてしまいそうになる時があります。もちろん、そう言ったことがないように気を付けているのですが、もし万が一、線路に落ちてしまった時にはどのように対処すればいいのでしょうか?

落ちた人を見つけたら声をかけあい、ホームにある非常列車停止ボタンを押します。

携帯電話やゲーム機、スマートフォンの普及に伴い、手元で操作しながらホームを歩く、「ながら歩き」で、線路に転落する人が急増しています。特にお酒を飲んだ後や混雑する時間帯の「ながら歩き」は禁物。ホームの端を歩いての列車との接触も、重大事故につながるので注意が必要です。


■お酒を飲んだ後は注意

事故が多発するのは金曜日の夜21時以降や忘年会シーズンで、その多くは飲酒が原因です。お酒を飲んだ後は、ホームの歩行に特に気をつけるようにしましょう。できるだけホームの端を歩かない、無理な乗車をしないなど、ホーム転落事故を未然に防ぎましょう。最近では、線路への転落防止のホームドアの設置が増えてきていますが、それでも電車との接触は大変危険です。ホームドアがあっても、ホームの中側で電車を待つようにしましょう。


■線路に人が転落した場合

万が一、目の前の人が線路に転落したら、大きな声で周囲に告知してください。ホームに設置された非常列車停止ボタンを押してもらうよう呼びかけましょう。ボタンの近くに立っている場合は、状況を確認してからボタンを押すこと。よく利用する駅のホームでは普段から、どの場所に非常列車停止ボタンが設置されているのか、チェックしておくと安心です。また、周囲の人たちと手分けして、駅係員に知らせるなどの措置をとります。


救助しようと一緒に線路に立ち入ると、二次被害のおそれがあります。周囲の人たちと連携して、線路には絶対、立ち入らないようにしましょう。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

筆者の写真

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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