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トラブル解決術

海外でのお酒や煙草の年齢制限とは?

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2012.07.04 更新2017.03.16

今年の夏、友人とロンドン旅行に行く予定です。観光はもちろん、グルメやショッピングなどを満喫したいと考えています。そこで1つ質問があります。私は今20歳なのですが、イギリスの法律では飲酒はいつから可能なのでしょうか?先日、アメリカに旅行に行った際に、飲酒の年齢制限が21歳未満ということを知らずにバーへ行き、入れないことがありました。海外でのお酒や煙草の年齢制限について教えてください。

国や地域によって違う飲酒可能年齢。購入するにもパスポートなど身分証明が必要です

日本では飲酒は20歳からですが、この飲酒可能年齢、実は国や地域によってさまざまです。ご質問のイギリスの場合、基本的には18歳から飲酒が許されています。また、州によって法律が異なる国があるので、旅行前にチェックしておくとよいでしょう。ちなみにアメリカは21歳からなので、20歳の成人であっても飲酒ができません。ハワイ州などの観光地は、特に旅行者に対して厳しいので注意してください。


イタリアやフランスは、レストランでの飲酒は18歳から。ドイツは、ビールなど蒸留酒以外のアルコールは16歳から。また、マレーシアやタイ、台湾は18歳から。韓国は19歳から。カナダの場合は州によって異なり、バンクーバーがあるブリテイッシュ・コロンビア州やオンタリオ州は19歳からOKですが、アルバータ州は18歳から。オーストラリアやニュージーランドは18歳からです。


なかには、購入可能年齢と飲酒可能年齢を厳密に分けている国もあります。購入はできても、レストランなど公の場所で飲酒が禁じられていることもあるので、気をつけましょう。アメリカなど法整備が進む国や地域では、アルコール購入時、「アイディ・プリーズ」もしくは「パスポート・プリーズ」と年齢証明を求められることがあります。IDカードとは居住者が持つ身分証をさし、旅行者はパスポートしか証明扱いしてもらえないのが一般的です。IDカードの代わりに(国・地域の)ドライバーズ・ライセンス(免許証)で代用できる場合もありますが、日本の免許証を提示しても取り合ってはくれません。


日本人は一般に若くみられがちなので、疑わしい時、店員さんは必ず身分証の提示を求めます。販売した人が罰せられる国・地域は、特に厳格です。リカーショップなどへ買いに行くときはパスポートを持参するようにしましょう。また宗教的な理由から、酒類の販売や飲酒自体を禁じている国もあります。「郷に入りては郷に従え」で、訪問先の法や規律は必ず遵守するようにしましょう。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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