トラブル解決術

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海外保険への加入を忘れていた時の対処方法とは?

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今週末、両親が初めて海外旅行に行きます。初めての経験なので、準備にもいろいろと手間取っていたようなのですが、先ほど両親から連絡があり「海外旅行保険には入った方がいいのか?」と質問されてしまいました。まだ入っていないことにビックリしてしまったのですが、出発まであと2日しかありません!まだ間に合うのでしょうか?海外保険を空港で申し込むことはできるのでしょうか?

空港内の保険カウンターもしくは当日もOKなネット保険を

海外旅行に欠かせないのが海外旅行保険です。荷物の準備などに気をとられ、うっかり保険の申込は忘れがちです。そうはいっても、現地で突然、具合が悪くなり海外の病院で診察を受ける、盗難にあってしまった等々のトラブルでは、海外旅行保険が大きな味方になってくれます。ご両親に、早めに海外旅行保険に申し込むよう、背中を押してあげましょう。


海外旅行保険は現地到着後に海外で契約することはできず、日本を出国する前に契約しなくてはなりません。出発空港のロビーには、各保険会社が保険カウンターを設置していますから出発当日でも安心です。これら空港内の保険カウンターでは、担当者に、まず旅行の方面と旅行期間、生年月日等の個人情報を伝えます。最適なプランを提示してくれるので、該当する保険内容に同意して代金を支払います。現金でも、クレジットカードでも決済が可能です。渡された保険証券は、そのまま旅先へ携行します。申込書の控えは、ご自宅へ郵送するよう手配してくれます。こうした空港内の保険カウンターは、手荷物検査場へ入る手前に多数、設けられています。また空港のゲート付近には、機械式の保険申込み端末が設置されていることもあります。ただし出国者が多い年末年始やゴールデンウィークなどの時期は、いずれも大変混みあいます。


忘れてならないのが、海外旅行はご自宅の玄関を一歩、出たときから始まっているという点です。空港までのアクセスでの、万一の場合も想定して、早めの準備・申し込みを心がけるようにしましょう。


そこで便利なのが、インターネット保険です。旅行の直前であっても、インターネット保険なら出発当日(時間の制限あり)まで受け付けるものがあります。また、携帯電話から加入できるインターネット保険もありますので、パソコンをお持ちでない方も申し込みが可能です。いずれも、クレジットカード決済が条件となるので、カードを手元に準備してから申し込み画面を開くようにしましょう


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

筆者の写真

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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