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手荷物検査で私物を没収された時の対応方法とは?

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2011.11.25 更新2017.03.16

手荷物検査で液体物のチェックがされるため、ペットボトルやライターなどはその場で捨てたりしているのですが、例えば他の私物が没収された場合、もう戻ってくることはないのでしょうか?以前、友人がうっかりスプレー缶を機内に持ち込もうとしてしまったそうなのですが、手荷物検査で没収され、そのまま戻ってくることはなかったそうです。そのスプレーは仕事で使用するもので大変困り、できれば家に送りたかったと話していたのですが、そのようなことはできるのでしょうか?

厳格化する機内持ち込み検査。日本出国時であれば自宅へ郵送手続きを

国際線の手荷物検査はボディチェックも含め、近年、厳格化しています。100ミリリットル以上の液体物はもちろん、小さな爪切りや毛抜き、裁縫セットの鋏(はさみ)なども、セキュリティ上、持ち込みが禁止されています。検査場では、これら機内持ち込み禁止物を自主廃棄するよう促しています。没収でなく廃棄なので、帰国後、空港や航空会社に問い合わせても回収することはできません。


ペットボトルやライターのたぐいは、たとえ自主廃棄しても現地で購入すればよいでしょうが、高価で大切な品など廃棄したくないものもあるでしょう。そうした物品は、空港内の郵便局もしくは宅配業者を通して、自宅ないしは職場宛てに実費負担で送るようにします。出国検査場の先には郵便局も宅配カウンターもありません。ですから空港職員に断って、手荷物検査場を戻ることになります。時間に余裕がある場合でなければ、手続きできません。乗り遅れることになりかねないので注意しましょう。


ちなみに海外の空港では、このようなことが簡単にはできません。国際便の手配となるからです。あくまでも日本出国時のケースと心得ておきましょう。


ご質問にあるスプレー缶は、たとえスーツケースなどの受託手荷物(航空会社に預ける手荷物)であっても持ち込むことはできません。なぜなら気圧の違う上空で、爆発する危険性があるからで、危険物と見なされます。ただし小型のヘアスプレーや虫除けガードなど人体に触れても害がないものには、例外もあります。ご不安でしたら、チェックインのときに航空会社職員に相談するとよいでしょう。高圧ガスを使用したスプレー缶のなかでも、引火性の高いものなどは機内、受託ともに持ち込めません。


そのほかにも、パソコン用の予備バッテリー(すでにパソコン本体に組まれたものであれば、機内手荷物で持ち込めます)は保安上、制限をうけます。お仕事で、どうしても必要なものであれば、現地調達をあらかじめ考慮します。イベントスタッフがよく用いる糊のスプレー缶や塗装などに使うラッカー類などは、現地で同じものが入手できるかどうかを事前に確認して、調達するようにします。わからないことは事前に航空会社に問い合わせるなどして、手荷物準備を進めましょう。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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