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海外で詐欺に遭ってしまった時の対処方法とは?

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2011.07.25 更新2017.03.16

聞いた話ですが、友人が学生の頃海外に旅行した際に、外国の海外旅行者と仲良くなり2~3日一緒に過ごしたそうです。同じ宿泊先に泊るなど打ち解けていたら、最終日に財布など貴重品を盗まれていたんです!「旅行者になりすました詐欺」ということですが、このような詐欺に遭った場合はどのように対処すればいいのでしょうか?また、このようなトラブルに巻き込まれない対処方法などありましたら教えてください。

旅先で安易に他人を信用しないこと。日本語が話せる外国人にも慎重な対応を。

海外旅行先のトラブルで、巧妙な手口で知られるのが“お友達詐欺”です。特に日本語が流ちょうなローカルの人に声をかけられ誘われて、連れて行かされた店で高額な品々の買い物を強要されるというトラブルは、日常茶飯事のように海外観光地でおきています。


例えばトルコでは、主要な観光名所にこうしたグループが何人かいて、日本人を狙っては「写真を撮りましょうか?」などと日本語で声を掛けてきます。「店を経営しているので、お茶を飲んでいきませんか?」。そう誘われてついて行くと、店に入った瞬間、ドアの鍵をかけられて、高額な絨毯や貴金属類を勧められるといった手口です。けっして口車に乗らず、「友達が待っているから」などと理由をつけて、入店しないように気をつけます。


「ルームシェアをした仲間に財布などを盗まれた」という被害も続出しています。朝目覚めると、すでにもぬけの殻。お友達になりすまして、実はあなたのお金を狙っていたのです。できれば、旅先で近づいてくる外国人には、多少疑いのまなざしをもって接してみることも大切です。裏切られたという後悔より、信じた自分が甘かったと反省して、被害届を出さないケースも散見します。しかし自分と同じような被害に遭う人を、今後、出さないためにも、最寄りの警察へ被害の状況を伝えておくことも大事です。ただし証拠がないと、なかなか立件ができません。やはり「自分の身は自分で守る」ということを念頭に置くようにしましょう。


このように、ルームシェアなどで異国の人と部屋を共有する場合は、スーツケースやバックパックなどに二重に鍵がかけられるよう、南京錠やワイヤーロックを持参するとよいでしょう。また、貴重品は肌身につけて休むのが安心で、そうした防犯用旅行グッズも販売されています。予め日本で用意してから出かけるようにするとよいでしょう。


異性からの誘いも要注意です。海外旅行先における性犯罪被害は、なかなか表面にはあらわれません。なぜなら被害者の多くは、相手の誘いに同調して飲食店などへ向かったことがきっかけになっているからです。リゾート地のバーやレストランで、飲み物などに睡眠導入剤などを混入させ、眠気が襲ったところで、いたずらされるケースが多く、安易に相手を信用したことが災いとなっています。


これら加害者の多くは、ローカルの人を装う海外からの不法滞在者であることも多く、簡単に身元が割り出せないことから、被害が広まっているというのが実態です。バリ島などアジアのビーチで、見ず知らずの外国人から声をかけられても、きっぱり断る勇気や強さが必要です。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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