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観光用ビザの取得方法とは?

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ゴールデンウィークに初めてアメリカへ海外旅行にいきます。アメリカやオーストラリアなど一部の国では、短期の観光であってもVISA(ビザ)を取得する必要があると聞きました。 ビザを取得するにはどのような手続きをとればいいでしょうか?

米豪は事前オンラインを利用。VISA免除国でもパスポートの有効期間に注意しましょう。 

短期の商用(出張など)や観光目的の滞在なら、特別な査証(VISA)を必要としない国が数多くあります。これを査証免除といいます。査証免除の場合でも、パスポートの有効期間の残存日数に定めがあるのが一般的なので、有効期間が残りわずかの場合には、新たなパスポートを申請してから出かけるようにしましょう。


・タイやマレーシアのように、パスポートの残存有効期間が、入国時に6ヵ月以上必要という国もあるので、有効期間がせまっている人は注意が必要です。


・韓国の場合、90日以内の滞在であればVISA不要ですが、パスポートの残存有効期間が、入国時に3ヵ月以上必要です。残存有効期間が足りない場合は、入国を拒否され、そのまま帰国の途につくことになります。


・アメリカは査証免除国ですが、事前に電子渡航認証システムESTA(エスタ)を登録(有料)しなくてはなりません。


・オーストラリアは観光VISA・ETAS(イータス)が必要です。いずれもインターネットで簡単に手続きが可能で、クレジットカードで支払います。


VISAなしでの滞在許可期間は、おおむね90日程度ですが、国や地域によって異なります。それ以上の滞在を希望する場合、観光ビザなど別な査証を現地の移民局などで申請することになります。各国の政府観光局や大使館のホームページをチェックするようにしましょう。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

筆者の写真

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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