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海外でのチップの支払い方法とは?

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夏休みに初めてアメリカに旅行にでかけました。向こうではレストランなどでチップを払うルールがあると聞いていましたが、実際にチップを払う時よくやり方がわからず困りました。 スマートにチップを払う方法などありましたら教えてください。 また、カード払いの時はチップはどうしたらいいのでしょうか?

チップはありがとうの印です。レストランでは席を立つ前に声かけしてから。

チップの習慣があるアメリカでは、タクシーやレストランの利用時、代金の15%程度をチップとして払わなければなりません。タクシーでは降車時、タクシーメーターの料金を確認後、チップと合わせて現金で手渡しするようにします。運転手が荷物を降ろしてくれたとき、表示料金とチップを一緒に支払います。お札は、数えるように一枚ずつ渡すとよいでしょう。


レストランではテーブルチャージが一般的。席を立つ前に、「チェック・プリーズ」と言って、テーブル担当のスタッフを呼ぶようにします。計算書がテーブルの上に置かれますので、チップを含む代金をトレイの上、ないしはホルダーにはさみ、再度、スタッフへ合図を。


クレジットカード払いのときは、レシートにチップ額を記入する欄があります。そこに自分で額を書き込み、カードと同じサインをします。もしも欄がなかった場合、チップは現金でテーブルの上に置いて席を立つようにします。特別なサービスを受けたとき、高級レストランでのディナーでは、20%程度のチップを払うことも珍しくありません。端数は切り上げ、チップでもお釣りがほしい時は「幾らを返してください」とハッキリ言えば、喜んでお釣りをテーブルにもってきてくれます。


観光ジャーナリスト 千葉千枝子

筆者の写真

日本の明日を担うインダストリーとしての観光を応援しています。

旅をテーマにさまざまな角度から魅力やノウハウをお届けしています。旅は人生をより豊かにしてくれるツールです。古今東西、老若男女のエネルギーの行く先を、私、千葉千枝子が自信をもってナビゲートします。

【URL】 http://www.longstaystyle.com/
【経歴】 淑徳大学 教授。中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年に独立、運輸・観光全般の執筆、講演活動を行うほか、TV・ラジオにも多数出演。観光人材の育成に注力する。
【著書】 「JTB旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)など多数。

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