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離岸流に流された時の対処方法とは?

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2012.08.27 更新2017.03.16

来週末に家族で海水浴に行くのですが、両親から「離岸流に気を付けてね」と言われました。離岸流という言葉を初めて聞いたのですが、どういったものなのでしょうか?また離岸流に流された時の対処方法や気を付けることを教えてください。

離岸流(リップ・カレント)に注意しましょう!

離岸流(リップ・カレント)とは、波打ち際から沖合に向かって流れる強い流れのことです。


海岸で起こる波は岸辺で崩れた後に波打ち際に打ち寄せた後、また沖合へと戻っていきます。その水が戻る際に、一カ所に集中して岸とは反対方向へ強く速い流れとなるのが”離岸流”です。


状況によって1.2m/秒以上の速さになることがわかっており、背の立つ浅瀬だからといって安心していると、徐々に沖合へ押されていったり、浮き具ごと水面を流されていったりして、どんなに泳ぎの得意な人であっても大きな水の抵抗により、自力で戻れなくなることがあります。”深みにはまった””波にさらわれた”と言われるものの大半はこの”離岸流”にはまったことと考えられます。最初は横への流れがあり、徐々に離岸流に近づきその後に離岸流にはまるというケースもあります。


岩礁や珊瑚礁、突堤(とってい)や桟橋など構造物により、海底の地形が変化しない常に同じ場所で起こるものや、砂浜など風や波、海底の水の動きによって、離岸流の場所が日々変わるものがあります。いずれにせよ海水浴場では、ライフセーバーがその位置を確認しているのであらかじめ注意が必要なところかどうかを確認できます。それ以外の場所では注意看板などを確認し離岸流の発生しそうなところでは泳がないことが大切です。


■自力で戻れなくなった場合


(1)まずは慌てないこと。

流れがどの方向であるか?どの位の速さや強さか?自力で戻れるか?を確認します。


(2)背の立つところや浮き具に捕まっていたら、片手で手を振りライフセーバーに助けを求めます。自力で戻れない場合には浅瀬であってもすぐに助けを求めましょう。


(3)沖合へ流されているのが分かったら、岸と平行に横へ少しずつ移動します。どんなに強い流れの離岸流でも、横に移動することで逃れる事ができます。


(4)沖方向へ水の抵抗を受けなくなるところまで移動できたら、岸方向にゆっくりと戻ります。どんな離岸流であっても流れが穏やかになるところがあるので、パニックを起こさないことが大切です。


ライフセービング インストラクター 上野真宏

海や河川など水辺の危険を知って、海水浴やレジャーを安全に楽しみましょう。

海水浴にマリンスポーツ、釣りなど海や川には楽しいアクティビティがたくさんありますが 毎年、夏になると水難事故が多く起きてしまうのも悲しい事実です。 水辺の危険を事前にお伝えすることで、1つでも多くの事故がなくなることを願っています。

【URL】 日本ライフセービング協会 http://www.jla.gr.jp/
【所属】 特定非営利活動法人 日本ライフセービング協会 理事・事務局長、 国際武道大学 体育学部スポーツトレーナー学科 非常勤講師

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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