produced by 損害保険ジャパン

トラブル解決術

溺れた人を見かけた時の対処方法とは?

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

2012.08.27 更新2017.03.16

先日、友人と海水浴へ行ってきました。海で泳いでいると、小さな子どもがゴムボートから落っこちてしまい、ちょっと危ないハプニングがありました。幸いにもすぐ近くに子どものお父さんがいたので、すぐに抱っこで引き上げていましたが、もし、海で溺れた人を見かけた時はどのように対処すればいいのでしょうか?

まず慌てずに声をかけ!応援(ライフセーバーなど)を呼ぶ!

きっと誰もが慌ててしまうような状況ですが、まずは落ち着いて対応して欲しいと思います。やみくもに泳いで救助をしようとするのはとても危険です。「助けようとして溺れる」というケースが後を絶ちません。このような二重事故を招かないことが重要です。


大切なのは、助けようとする(救助をする)人が安全でなければならないことです。水難事故の救助の方法は手順と方法がありますので、あらかじめ知っておくと良いでしょう。


■水の中に入らないで行う


(1)まず岸辺から声をかける。慌てないようにさせる。応援を大声で呼ぶ。

足の着くところが近くにあればゆっくり移動するよう指示する。

助けが来るまで浮いているよう元気づける。

(2)状況を判断し、近くに長い棒や釣り竿などがあれば差し出して、つかまらせる。

(3)届かない距離の場合は、浮き具になるものを投げてつかまらせる。

(空のペットボトル、水筒など)


■水の中に入って行う

(4)安全が確保できる背の立つところまで水に入り、手や棒等を差し出す

(5)ボートやサーフボードなどを使って近づく


■泳いで行う

(6)(救助に使用できる器材を持って)泳いで近づく

(7)溺れている人を確保したら、岸辺にゆっくりと引っ張ってくる

(8)岸辺の水の中から陸上へと運ぶ


(1)~(3)の順番で行ない(4)~(8)はできるだけライフセーバーや救急隊など専門家に任せましょう。

泳いで救助するのは専門家でも最後の手段です。もしもの時には、決して無理をせずにできる事だけを行なってください。


事故を未然に防ぐ事が最も大切なことです。ボート遊びをする際や、磯釣りなど水際などでは、ライフジャケットなどの着用を忘れずに!


ライフセービング インストラクター 上野真宏

海や河川など水辺の危険を知って、海水浴やレジャーを安全に楽しみましょう。

海水浴にマリンスポーツ、釣りなど海や川には楽しいアクティビティがたくさんありますが 毎年、夏になると水難事故が多く起きてしまうのも悲しい事実です。 水辺の危険を事前にお伝えすることで、1つでも多くの事故がなくなることを願っています。

【URL】 日本ライフセービング協会 http://www.jla.gr.jp/
【所属】 特定非営利活動法人 日本ライフセービング協会 理事・事務局長、 国際武道大学 体育学部スポーツトレーナー学科 非常勤講師

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

この記事に関連するタグ