produced by 損害保険ジャパン

トラブル解決術

キャンプ中に豪雨に見舞われた時の対処方法とは?

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

2012.08.10 更新2017.03.16

友人とキャンプに行く予定を立てています。私自身、キャンプの経験はあまりないのですが、1つ気になるのがお天気です。もし、大雨や豪雨に見舞われた場合はどうしたらいいのでしょうか?テントを張っても大丈夫なのでしょうか?

豪雨の予報なら計画変更をしましょう

お友達とキャンプ、楽しそうですね。普段と違う環境の中で食住を創造しながら、思い切り遊んで楽しい思い出ができそうです。さて、大雨や豪雨の心配ですね。最近のテントは防水性が大変良くなったとは言え、所詮布切れ1枚。多少の雨ならまだしも、お手洗いに行くにもテントの外に出なくてはいけないキャンプと、大雨や豪雨とは、やっぱり相性が悪いもの。天気予報で明らかに大雨の予想が出ている場合は、計画を変更・延期することをお勧めします。


それとは別に、前日の天気予報には現れにくい、局地的な豪雨というのもありますよね。昨日の予報では雨なんて言ってなかったのに、急にあやしい雲が・・なんていう場合です。そんな時の対処をお伝えしましょう。


まず、一番大切なこと。キャンプは河原などではなく、基本的にキャンプ場など施設のある場所で楽しんでください。環境面などいろんな理由があるのですが、一番の理由は増水対策です。


夏の集中豪雨や、秋の台風シーズンにテレビのニュースで、河原でキャンプをしていた人が、川の増水によって取り残され、ヘリコプターやロープで救出されている映像をご覧になったことがあると思います。それを見ながら、なぜあんなになるまで避難しなかったんだろう?って、不思議に思いませんでしたか? 実は川の増水には、避難する間もないくらい、あっという間に水かさが増していく場合があるのです。


原因は上流の大雨です。上流の山間部で豪雨があると、倒木や土砂などを押し流して、それが流れに引っかかり、天然のダムを作ることがあります。このダムは強固なものではありませんから、さらに水かさが増すと、水圧で崩壊して、水が一気に流れ出します。従って下流では信じられないくらい急激に、水かさが増えることがあるのです。


この他にも、上流に人工のダムがある場合、水圧によるダム決壊を防ぐために、水門を開いて放水を始めることがあります。この場合はサイレンなどで警告されますが、必ずそれに気がつくとは限りません。河原の増水以外にも、キャンプ場以外の場所は、例えば大雨の際に土砂災害が起きやすい場所だったりとか、テントを張ると地元の方にとって迷惑になる場所だったりとか、さまざまなリスクが考えられます。


ほとんどのキャンプ場では経験でこれらの危険に巻き込まれる可能性の少ない場所を選んでいるはずなので、例えば最悪「わぁ!寝袋までびしょ濡れ」なんてことがあったとしても、あとで笑い話にできる範囲内であり、事故にまで至る可能性はぐっと減ると思います。いざという時は、管理棟に避難させてもらうこともできます。

とはいえ、絶対に安全とは言い切れませんので、突然の大雨には常に警戒が必要です。


ネイチャーガイド 橋谷晃

正しい知識とルールで、大自然を満喫しましょう!

自然を楽しむトレッキングなどを開催するスクールの代表として、初心者の皆さんと 年間100日ほど、山の自然を楽しんでいます。安全で楽しい自然との付き合い方を学 んで、大自然をエンジョイしましょう。

【URL】 ネイチュアリング・スクール「木風舎」http://www.mokufusha.com/
【メディア】 NHK教育テレビ「チャレンジ!ホビーあなたもこれから山ガール」に講師 役としてレギュラー出演したのをはじめ、テレビ東京、J-WAVEなどテレビ・ラジオ 番組に出演多数。
【著書】 『チャレンジ!ホビーあなたもこれから山ガール』(NHK出版)、『トレッキ ングのABC』『失敗しない山道具選び』(山と渓谷社)、『ネイチャースキーに行こう』 (スキージャーナル)、など多数。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

この記事に関連するタグ