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トラブル解決術

防災訓練に参加するには?

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2015.05.18 更新2017.03.16

先日、地震があった際に、近くの施設に避難しました。突然の地震で慌ててしまい、その時は周りの人に助けてもらえたのですが、慌てず行動するために、防災訓練の必要性を実感しました。防災訓練への参加方法や、実際にどんな事をしているのか教えてください。

防災スキルを身につけ、地域交流のために防災訓練に参加しよう。

近い将来の発生が指摘されている南海トラフ地震や首都直下地震など、大規模な地震が発生すると、「公助(行政・消防・自衛隊の支援)」が受けづらくなるため、「自助(自分と家族の身は自分たちで守る)」や「共助(隣近所で助け合い地域を守る)」が重要になります。この場合、日頃から防災訓練を実施しておくことで、緊急時に慌てずに行動をすることができます。


■防災訓練の種類

防災訓練には、都道府県や市区町村単位で実施される大規模な総合防災訓練から、町内会や学校・企業単位で実施される小規模なものまで、様々な種類のものがあります。しかし目的としては大きく2つに大別され、1つは防災スキルを得るためのもの、もう1つは災害時の行動手順を確認するために実施されます。


防災スキルを得る訓練は、火災の初期消火方法を学んだり、応急救護の知識を身につけたり、また避難ルートを確認しておくいわゆる避難訓練も該当します。こうした訓練は主に町内会や地域の消防署が主催することが多く、最近はマンネリ化の防止や参加者の興味を引くために、起震車の体験や煙の避難体験など様々な工夫がなされております。単なる興味で参加しても良いですし、参加するほど知識が深まるため、近所で実施される際にはぜひ楽な気持ちで参加するとよいでしょう。


手順を確認する訓練は、大規模なものは地域と自衛隊との連係確認や、災害対策本部設置の手順確認、大規模災害発生時の救助体制や病院搬送の流れの確認など、個人が参加して直接知識を得るのには大規模すぎて適さないものもあります。一方、町内会や学区単位で実施される総合防災訓練などは、地域の備蓄品や救助の機材利用の手順を学んだり、地域のことを知り交流を深める効果も得られますので、個人で参加をしてもメリットがあります。


■防災訓練の意味

町内会や学区の単位で実施される訓練は、地域の人達と協力して活動することで、非常時に自分が何をすべきか、何ができるのかを理解することができます。また顔見知りを増やしておくことは災害時の円滑なコミュニケーションにも有効です。防災訓練は基本的に事前申込みなどは不要で、当日会場へ行けばよいものが多いため、近くで実施される場合にはぜひ参加しましょう。


また地域の防災訓練に参加するだけでなく、定期的に「家庭」単位で防災訓練を行うことも有効です。非常時の安否確認の家庭内ルールや災害伝言ダイヤル171の使い方を復習する。最寄りの避難所まで家族で歩いて移動して安全なルートを確認しておく。家具の固定が緩んでいないか確認したり防災グッズの中身を再点検する。備蓄食料や乾電池の期限を確認して入れ替えるなど、非常時に対する備えの状況を家族で確認することも重要です。


備え・防災アドバイザー 高荷智也

身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。

「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。

【URL】 http://sonaeru.jp/
【経歴】 2007年に本業のかたわらで始めた防災ブログが反響を呼び、2011年より防災をテーマとしたセミナー・執筆・メディア出演を開始。2015年に、屋号をソナエルワークスと定め、以来インターネットメディアや講演会などを中心に活躍中。1982年、静岡県生まれ。
【メディア】 テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。著書に「中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド(2015年)」、他。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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