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介護者がいる時の地震の対処方法とは?

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2015.03.13 更新2017.03.16

先日、実家のある地域で地震が起きたそうです。震度は4くらいだったのですが、祖母が介護者で足腰が悪いために避難をどうするかすごく困ってしまったそうです。実際に介護者がいる場合に、地震が起きた時どのように対処すればいいのでしょうか

寝室の地震対策を万全にし、介護用品をまとめておきましょう。

地震対策の基本は自分と家族の命を守ること、そして早い生活復旧をすることですが、要介護者が家族にいる場合には、次のような準備が必要になります。


■介護者を地震から守るために

地震から命を守るためには、「家を潰さないこと」「家具を固定すること」「津波や火災などの二次災害から逃げる準備をしておくこと」が必須です。介護・介助が必要な方の場合、素早い動きが難しいため通常よりもしっかりとした準備が必要です。


・安全な環境作り

→自宅の耐震性を調べ、不足している場合は強化工事を行う。

→家具を固定したりガラスに飛散防止フィルムを貼ったりする。

※介護者の寝室など、過ごす時間の長い部屋は特に対策が必要。背の高い家具を置いたり、ドアをふさぐような場所に物を置いたりしないようにする。


・避難の準備

二次災害から素早く避難するため、非常時の持ち出し荷物は常にまとめておく。また津波から避難する場合は車両の使用も検討に入れておき、ルートなどを事前に想定しておく。

※車いすで避難する場合に備えて、着脱式の牽引用器具を用意しておくことも有効です。いざ本番では上手に使えませんから、事前に装着と移動の練習をしておきましょう。


・支援を受けやすい体制作り

自治体が用意している災害時要援護者の名簿に登録しておいたり、地域とのコミュニケーションを普段から密にしておいたりするなど、災害時の援助を受けやすくしておく。

※名簿への登録は、役場や公民館などに登録票が用意されています。記入後に専用の返信用封筒で投函すれば手続きが行われます。


■介護者の避難生活を支援するために

食事、トイレ、入浴、あらゆるシーンにおいて、介護者が避難所で生活をすることは困難です。そのため、介護者がいる家庭はできるだけ避難所生活を行わなくて済む準備をしておく必要があります。自宅が倒壊せず、二次災害に襲われず、水や食料品の備蓄があれば、無理に避難所へ移動する必要はありません。


また避難所では需要が少ない日用品が支給されないため、介護に必要な各種の道具はあらかじめ自分たちで用意しておく必要があります。介護食、衛生用品、着替え、介護おむつなど、消耗品として使う物は普段から多めに買っておき、使った分だけ常に補充をするという方法を心がけましょう。


備え・防災アドバイザー 高荷智也

身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。

「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。

【URL】 http://sonaeru.jp/
【経歴】 2007年に本業のかたわらで始めた防災ブログが反響を呼び、2011年より防災をテーマとしたセミナー・執筆・メディア出演を開始。2015年に、屋号をソナエルワークスと定め、以来インターネットメディアや講演会などを中心に活躍中。1982年、静岡県生まれ。
【メディア】 テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。著書に「中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド(2015年)」、他。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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