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トラブル解決術

子どもの地震の対処方法とは?

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2013.01.17 更新2017.03.16

最近、家庭でも防災グッズを用意するなど、防災について考えています。そこで心配なのが、子どもの地震対策です。私には小学生の子どもがおり、1人でお留守番させることもありますし、外で子どもたちだけで遊んでいる時もあります。そのような子どもだけの時に地震が起きた場合、子どもはどのように対応すればいいのでしょうか?

考えられる危険について教えておき、自分で判断ができるようにしておきましょう

■子どもが自宅にいる場合

理想としては、自宅の耐震性を高めて全ての家具や落下物を固定しておくことですが、全てとなると現実的には難しいことも多いと思います。その場合は、例えば寝室などの1部屋だけで構いませんから、できるだけ転倒と落下対策を講じた安全な空間を用意しておきます。


カタカタ…と地震を感じた際や、緊急地震速報のアラームが鳴った際には、それがどんなに小さな揺れであったとしても、すぐに安全な部屋に逃げ込むように教えておきます。普段から競争ごっこをするなど、遊びを通じて繰り返し避難の練習をしておきましょう。


また、子どもが1人で留守番をしている場合などは、自宅の状態によってその後どうすべきかを教えておきます。自宅が新しく耐震性が高ければ、保護者の帰宅を待った方がよい場合が多いですが、その際には近所の大人に頼れるように、事前に相談しておきましょう。


自宅が古くて耐震性に不安がある場合や、津波の恐れがある地域に住んでいる場合は、揺れが収まり次第、最寄りの避難所へ行けるように場所やルートを教えておきましょう。なお持ち出し袋を用意する際は、すぐに取り出せない場合には無視して構わないことも教えておきます(持って行かないと怒られる、などと思い込み、避難が遅れるのを避けるため)。


■登下校中や放課後など、大人がいない屋外にいる場合

登下校中であれ外遊び中であれ、子どもだけで屋外にいる時に地震に襲われた際には、とにかく自分の身を守るための行動をとることを教えておきます。


・大きな揺れを感じたら、頭を抱えてその場にしゃがみ込むこと。

・机やテーブルがあれば、そこへ潜り込むようにすること。

・切れた電線、崩れた壁、地割れ、道路の陥没には近づかないようにすること。


その後は、地域の特性、遊んでいる場所、自宅に保護者がいるかどうかで行動が変わりますので、日頃からそれぞれのケースでどのようにすればよいのか、教えておく必要があります。


●2次災害が予想される地域の場合

津波、液状化、土砂災害、大規模火災などの2次災害が予想される地域の場合は、揺れが収まり次第安全な場所へ避難するように教えておきましょう。特に海岸付近などで、大規模な津波が予想される地域の場合は、自宅に戻ったり誰かの迎えを待つことをしないで、事前に決めてある避難場所へ急いで移動することが必須です。


●自宅に保護者がいる場合と、いない場合

自宅に保護者がいることが前提であれば、注意しながら帰宅するようにさせます。保護者が仕事などで不在にしがちであれば、自宅には戻らず避難所に向かうように教えておきます。この際、友達と一緒であれば、できるだけ集団で移動するようにすることや、余震に備えて、危険な建物には近づかないようにさせることも重要です。


備え・防災アドバイザー 高荷智也

身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。

「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。

【URL】 http://sonaeru.jp/
【経歴】 2007年に本業のかたわらで始めた防災ブログが反響を呼び、2011年より防災をテーマとしたセミナー・執筆・メディア出演を開始。2015年に、屋号をソナエルワークスと定め、以来インターネットメディアや講演会などを中心に活躍中。1982年、静岡県生まれ。
【メディア】 テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。著書に「中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド(2015年)」、他。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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