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火事発生時の対処方法とは?

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2016.12.28 更新2017.03.16

先日、近所のアパートで小火(ぼや)騒ぎがありました。幸い、大きな火事には発展せず、怪我人もおりませんでしたが、これを機に我が家でも火の元を注意しようと思います。もし万が一家の中で小火や、火事が起きた時にはどのように対処すればいいのでしょうか?

火事が起きたらまずは119番通報と初期消火、火が天井に達したらすぐに避難をしましょう

自宅で火を出してしまった際には、「通報」「初期消火」「避難」が原則ですが、状況により優先順位は異なります。


■初期消火と避難のタイミングについて

●火が天井に達している場合

自力消火による対処はもはや不可能です。火災が発生したことを大声で近所に伝えながら、一刻も早く外に避難して119番へ火事の通報をしましょう。


●火が天井に到達していない場合

すぐに初期消火を試みます。火事で火が天井に燃え移るまで平均してわずか2分30秒です。人が複数いれば1人は119番通報をします。自分しかいなければ、初期消火を試みながら大声で助けと通報を求めてください。火が天井に達したら消火をあきらめてすぐ避難します。


■消火器がある場合の初期消火

消火器があれば鎮火の可能性は高くなります。屋内で消火器を用いる際には、必ず出入り口を背にして放射してください。これは、消火に失敗した際の避難経路を確保するためと、粉末消火器を用いた場合粉が充満して視界が悪くなるためです。


消火器には様々な種類がありますが、使い方はおおむね次の通りです。


1)消火器上部にある黄色の安全栓を抜く。

2)ホースを外してノズルを火元に向ける。

(※近づきすぎても効果がないので2~3メートル離れます。)

3)上下のレバーを握って薬剤を放射する。

4)炎の根本をほうきで掃くようにして、手前から消火する。


■消火器がない場合の初期消火

水をかけるか空気を遮断して対処しますが、水を使った消火はかえって被害を拡大することもありますので、火元別の対処方法を覚えておきましょう。


●ストーブやコンロの火事

水に浸したシーツやバスタオルを、火元にかぶせて空気を遮断してください。コンロで鍋が燃えている場合は、鍋のフタをかぶせてしまうのも有効です。なお天ぷら火災の場合、直接水をかけたり、野菜などを投げ入れると、爆発する恐れがありますので絶対にやめてください。


●電気機器の火事

コンセントが刺さったまま水をかけると感電する恐れがありますので、コンセントを抜ければ抜き、難しければ部屋のブレーカーを落としてください。その後空気を遮断するか水をかけます。


●カーテン・ふすま・障子の火事

カーテンはレールから引きちぎる、ふすまや障子は蹴り倒すなどして、天井に燃え移ることを避けてください。その後水をかけます。


■初期消火に失敗した場合の避難について

初期消火ができなかったら、無理をしないですぐに避難してください。火事では、避難のタイミングを逃すと命にかかわることにもなりかねません。


●火事で避難する際には延焼の時間稼ぎをするために、燃えている部屋のドアや窓を閉めて空気を遮断してください。ただし火勢が強く危険な場合は無理せず避難を優先します。


●周囲を炎に囲まれてしまった場合は、可能であれば頭から水をかぶり、濡れたシーツで体全体を覆いながら一気に走り抜けてください。衣服に火がついた場合、立ったままでは勢いよく燃え広がりますので、地面に転がって消火します。


●火災による死因の多くは、やけどよりも煙(一酸化炭素中毒や窒息)が原因です。煙は天井から下に降りてきますので、火事の時はできるだけ姿勢を低くして対処しましょう。できれば濡らしたハンカチやタオルを鼻と口に当てて、床すれすれの空気を吸うようにして避難します。


備え・防災アドバイザー 高荷智也

身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。

「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。

【URL】 http://sonaeru.jp/
【経歴】 原子力工学を専攻した後、リサーチャー、WEBマーケターと経験を積み、2007年より防災ブログを開設。その後防災情報サイト、防災ネットショップと、身近な備えの行動支援をするWebサイトを立ち上げながら、インターネットメディアを中心に活躍中。
【メディア】 テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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