トラブル解決術

  • ジャパンダのデータ研究所

空き巣・泥棒に入られた時の対処方法とは

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先日、近所で空き巣被害に遭った話を聞きました!空き巣や泥棒なんて自分とは無縁と思っていましたが、身近に起きて大変驚いています。そこで我が家でも空き巣・泥棒対策をしようと思うのですが、家庭ではどんな予防策があるのでしょうか?また、もし万が一、空き巣や泥棒に入られた場合はどのように対処すればいいのでしょうか?

すぐに110番通報、家や車のスペアキーが盗まれていないかも確認しましょう。

空き巣・泥棒に入られないための予防策

空き巣に入られないようにするためには、まず留守だと感じさせないこと、侵入しづらい家だと思わせること、そして侵入の際に時間がかかるようにすることが重要です。


■留守だと感じさせないようにする

・外出時にラジオなどをつけたままにして、在宅感を出す。

・タイマー付の照明で、夜間に室内の電気がつくようにする。

・帰宅が遅くなる際には、洗濯物を室内に干すようにする。


≪雨戸やシャッターは閉めるべきか?≫

プロの空き巣であれば、留守かどうかは雨戸以外のポイントから見破ります。雨戸を閉めることにより、侵入に時間をかけさせるようにした方が、総合的には安全と言えます。


●防犯意識が高い住宅であると見せて、入りにくくする。

・玄関や勝手口に、ピッキング対応の鍵を2つ以上つける。

・窓のサッシに、補助鍵を見えるようにつけておく。

・小窓や掃き出し窓に、破壊しづらい面格子をつける。

・外回りに、センサーライトやダミーの防犯カメラをつける。

・玄関に、カメラ付きのインターフォンをつける。


●犯行に時間がかかるように工夫をする

・窓ガラスに防犯フィルムを貼る(CPマーク付きの物がよいです)。

・サッシに防犯アラームを付け、大音量が鳴るようにしておく。

・現金や貴重品を分かりやすい場所に保管しない。


貴重品は複数に分けて、直立時の目線より高い場所へ保管すると比較的安全です。おとりとして、数千円を分かりやすいところに保管しておくことも有効です。


■空き巣・泥棒に入られた際の対処法

●まずは110番へ通報を

空き巣にあったことが判明したら、すぐに110番へ通報してください。110番通報をした後は部屋の片付けなどを行わずに、そのままの状態を保つ「現場の保存」に努めてください。

また、ガラスが割れていたり鍵が開いていたりで、家に入る前に異変に気づいた際には、まだ犯人が室内にいる可能性があります。遭遇は大変危険ですから、家の外で警察官が来るのを待つようにしてください。


●銀行やカード会社に使用停止の連絡を

盗難物の中に、通帳やクレジットカードなどがある際には、金融機関に使用停止の連絡をしてください。このような事態に備えるために、普段から緊急連絡先をまとめたメモを用意しておきましょう。





●盗まれた物、壊された場所を確認する

警察官と一緒に被害状況の確認をする際には、盗まれた物が何であるかを把握できるようにしてください。普段使わないアクセサリーが無くなっていないかなどは、見落としやすいポイントです。

また鍵や窓が破壊されている場合、修理をするまで外出ができなくなりますから、侵入ルートがどこで、何を壊されたのかも確認し、早めに直せるように手配してください。家の合い鍵や自動車のスペアキーが無くなっていないかも調べましょう。


●火災保険の確認をする

火災保険の中には盗難被害が補償されるものがありますので、加入している保険会社にも連絡をしてみましょう。


備え・防災アドバイザー 高荷智也

筆者の写真

身近な危機に対応できる、暮らしの備え・防災をお伝えします。

「備え・防災は日本のライフスタイル。」世界有数の災害大国日本において、私たちの身近に潜むリスクに対処するためには、生活の中に備え・防災を取り込む必要があります。個人と家庭の視点で、暮らしの備えをご案内します。

【URL】 http://sonaeru.jp/
【経歴】 2007年に本業のかたわらで始めた防災ブログが反響を呼び、2011年より防災をテーマとしたセミナー・執筆・メディア出演を開始。2015年に、屋号をソナエルワークスと定め、以来インターネットメディアや講演会などを中心に活躍中。1982年、静岡県生まれ。
【メディア】 テレビ、新聞、雑誌など出演多数、生活者視点の分かりやすい防災アドバイスに定評がある。著書に「中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド(2015年)」、他。

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