トラブル解決術

  • ジャパンダのデータ研究所

車上荒らしに合った時の対処方法とは?

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先日、友人が車上荒らしに遭ったそうです!車内の物をいくつか盗まれてしまったということでした。他人事ではないな、と思うのですが、実際に車上荒らしに遭った時はどういった対応をすればいいのでしょうか?教えていただければと思います。

まずは警察に通報しましょう。

最近は自動車の盗難や車上荒らしの被害が増えているようです。警察庁が発表している犯罪件数データでは明らかな増加を示しています。こうした傾向はコインパーキングが普及したことも一つの理由のようですが、自動車オーナーも不用意に大切なものを車内に残さないように努力する必要があります。海外ではドアを壊して開けてもトランクはカギがないと開かないように工夫されていますが、日本ではトランクオープナーがあるので簡単にトランクの荷物も持ち出されてしまいます。また、防犯を目的としたセキュリティ装置も海外では普及していますが、日本では防犯装備はほとんど普及していません。後から取り付けることができるカーセキュリティー製品(アラーム製品)もカーショップで販売しているので、防犯の意味で取り付けるといいでしょう。


もし自分の自動車が盗難されたり、あるいは車上荒らしに遭遇した時の対処方法ですが、まずは迷わず警察に通報しましょう。自動車ごと持ち去るのはかなりのプロ集団の仕業です。車上荒らしには防犯しか手はありません。揺れると大きな音がなる装置を取り付けておくだけである程度の抑止力になるでしょう。最近は車内や車外の映像を記録する装置が安全を目的として実用化され始めているので、車内カメラは犯人を捕らえることができるかもしれません。


今後はGPSやITを駆使すると盗難や車上荒らしも積極的に防げるようになると、ITS関係者は期待しています。これからの自動車は「走る・止まる・曲がる」だけではなく、ネットに繋がる時代がやってきそうです。


モータージャーナリスト 清水和夫

筆者の写真

環境問題という点から車とエコについて解説します。

国内外の耐久レースで活躍する一方、モータージャーナリストとして自動車の運動理論や安全性能を専門にしつつ、最近ではクルマ好きが考える安全と環境をライフテーマとして執筆しています。

【URL】 http://kaz-administration.blogspot.com/
【メディア】 「ディーゼルこそが、地球を救う」(ダイヤモンド社)、「車安全学のすすめ」(NHK出版) 、「モーターマガジン」「ENGINE」「GENROQ」などで連載中、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレターとしての出演も多数。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。