トラブル解決術

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カーペットを焦がしてしまった時の対処方法とは?

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誤って、カーペットをアイロンで焦がしてしまいました。小さい焦げなのですが、黒く目立ってしまっています。応急処置や、目立たなくする方法はありますか?

焦げた部分を切り取って、同じ生地で埋めましょう

●歯ブラシでこすってみる

焦げた部分を使い古しの歯ブラシでこすり、黒くなった部分を落とします。このとき、焦げや穴を広げないように注意しましょう。目立たなくなるまでこそげ落としたら、その部分に掃除機をかけておくと、ずいぶん気にならなくなるはずです。ただし、素材によっては、これでは落ちないこともあるので、その際は次の応急処置を試みてください。


●焦げた部分を切り取って、埋める

合成繊維のカーペットなど、熱で繊維が溶けてしまっている場合は、こすっても落ちません。毛先だけが焦げているなら、その部分をハサミで切り取って、その先まで焦げているようであれば、カッター等でできるだけ小さく切り取ります。同じ生地が予備としてあれば、切り取った部分に合うように柄と大きさを揃えたものを用意し、ボンドで貼りつけます。なければ、家具の下になった部分など目立たない場所から切り取ってくるか、カーペットの表面をブラシ等でこすって毛玉を作り、ボンドで貼りつけて埋めます。ごく小さな焦げであれば、似た色の毛糸などを用意してもいいでしょう。ボンドは時間が経てば透明になるので、目立たなくなります。


●シミ汚れには食器用洗剤で

他にカーペットの失敗でよくあるのが食べこぼしなどのシミをつけてしまった場合です。まずは汚れを広げないように拭き取ります。固形物や粘度の高い液体は、つまみ上げるようにとって。液体はティッシュペーパーなどで吸い取ります。油分を含まず、色の薄いシミであれば、よく絞ったタオルなどで叩くように拭けば、落ちます。それで落ちないときは、食器用洗剤などの中性洗剤を使い、軽くこすりながら指先を使って汚れを落とします。傷みやすい素材は、綿棒を使うのがおすすめです。シミが落ちたら、よく絞ったタオルで洗剤の成分をしっかりと拭き取りましょう。シミは時間が経てば経つほど落ちにくくなりますので、気づいたらすぐに処置をしましょう。


暮らしのコラムニスト 河野真希

筆者の写真

暮らしの中の“困った”を解決するお手伝いをします。

WEBや雑誌等を通じて、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案しています。暮らしの中で突然起こるトラブルをすばやく的確に解決して、毎日を安全・安心に過ごしましょう。

【URL】 河野真希オフィシャルサイト http://kawano-maki.net/
【メディア】 「MEN'S NON-NO 」(集英社)、「女性セブン」(小学館)、「月刊SPA」(扶桑社)、日本経済新聞、朝日新聞、「ズームイン!!SUPER」 (日本テレビ)出演など多数。
【著書】 「ひとり暮らしの季節ごよみ」(祥伝社)
【監修】 「はじめよう!気持ちのいい暮らし」(PHP研究所)、「これで解決!ひとり暮らしのQ&A」(主婦の友社)他

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