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子宮頸がん検診とは?子宮頸がん検診の費用や流れ

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2016.03.25 更新2017.03.16

会社の健康診断で、子宮頸がん検診を受けられると聞きました。私は20代なのですが、受けるべきなのでしょうか。子宮頸がん検診について教えてください。

20歳を超えれば2年に1回の細胞診による検診が推奨されています。

■子宮頸がんとは?

子宮頸がん(けいがん)とは、子宮がんのうちの1つです。子宮は解剖学的に頸部と体部に分かれます。子宮口など膣に近い方が頸部、おなかの奥の方を体部と表現します。子宮頸がんと子宮体がんでは大きくその性質が異なるために分けられています。


その代表的なものが、子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスによる感染がその発生に関連していることです。子宮頸がん患者さんの約9割においてはHPVの感染が見られていることもわかっており、その対策を行うことが子宮頸がんを予防するためには重要だと考えられています。


■子宮頸がん検診でがん予防

子宮頸がんの予防として、大切なのが子宮頸がん検診です。子宮頸がんとHPVウイルス感染の関連や、国立がん情報センターの統計によれば、20歳代後半から40歳前後ぐらいまでの罹患率が高いことを考慮し、20歳を超えれば2年に1回の子宮頸部の細胞診が効果的だとされています。


検診方法はいくつかあり、自分でできるものもあります。自己採取キットによってご自身でしていただく検査で、これは自宅で採取し郵送していただくものですが、手軽さという点で優れている検査です。


また、病院や検診センターでの子宮がん検診では、問診や子宮頸部の細胞診に加えて、直接子宮頸部を観察するコルポスコピー検査を施行します。これらで万が一異常があれば、超音波検査等の精密検査に進めていきます。


■病院で行う子宮頸がん検診の流れ

子宮頸がんの検診は、ちょっと抵抗があるかも知れません。通常の婦人科の内診のように、下着を脱いで専用の台に座ります。まずはクスコ(膣鏡)という機械を膣内に挿入し、子宮頸部にびらんや発赤、出血などがないかをチェックします。さらに、そのまま専用のブラシを挿入し、子宮頸部の細胞を一部付着させて採取します。後日、これらの中に悪い細胞がないかどうか顕微鏡でチェックする細胞診検査が行われます。


子宮頸がん検診の間はスカートや検診衣を着ていますし、腰から下はカーテンで仕切られているなど、恥ずかしくないような工夫はされていますが、やはりここが一番抵抗があるところかも知れません。


■子宮頸がん検診の費用とは?

子宮頸がん検診の費用は、役所や健康保険組合からの補助が出ていれば数千円から無料ですが、追加の検査等が加わると1−3万円程度かかることもあります。


女性にとって、子宮頸がん検診は不安を感じることもあるかもしれませんが、早期発見・早期治療のためにも、定期的な子宮頸がん検診を受けることが大切です。そして、検診結果で異常や医師のコメントがあった場合には、その指示に従って医療機関での精査などさらなるフォローを行うことが重要です。


医師・医学博士 狭間 研至

健康的な生活を維持するために大切なことをお伝えします。

外科医として医療の現場で診療を行うとともに薬局運営も行う中で、病気予防の必要性を痛感しています。健康維持のために、日頃からできることや健康診断・検診の必要性をお伝えしていきます。

【URL】 http://www.pharmedico.com/index.html
【資格】 医師・医学博士
【執筆】 「薬局マネジメント3.0」(評言社)、「薬局が変われば地域医療が変わる」(じほう)、「薬剤師のためのバイタルサイン」(南山堂)、「薬局3.0」(薬事日報社)、「外科医 薬局に帰る」(薬局新聞社)、「がんにならないのは、どっち」(リンダパブリッシャーズ) など多数

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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