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毒魚に刺された時の対処方法とは?

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2012.08.27 更新2017.03.16

最近、趣味で釣りを始めました。まだまだ初心者なのですが、先日釣り友達から「毒魚に気を付けて」と言われました。毒魚なんて、そんなに頻繁にいるものなのでしょうか?もし刺されたらどのような症状になるのでしょうか?また、刺された時の対処方法を教えてください。

部分的に熱い(40~43℃)お湯をかけて対処しましょう。

魚のヒレ(特に背びれ)は、そのどれもが鋭利です。エイの種類のように尾の付け根にトゲを持ったものもいます。毒性があるかどうかに関わらず、むやみに触ると皮膚に刺さりキズの手当が必要になります。

魚にはフグのように内臓に毒があるものと、背びれや胸びれなどに毒を持つものとがいますが、ここでは背びれや胸びれに毒を持つ魚について説明します。


■毒への対処

トゲを持った魚の毒は種類によって違いはあるものの、そのほとんどがタンパク質毒と言われ、刺さると直接キズの中の細胞を壊し炎症を起こします。しかし、この毒の成分は熱に弱いため、キズ口周辺のみ部分的に熱い湯をかけたり、痛みが治まるまで、耐えられる範囲の温度(40~43℃くらい)の湯をバケツなどに張り1時間~1時間半ほど患部を浸します。(60℃以上の熱で毒の成分が分解されると言われていますが、高い温度であると皮膚が熱傷を起こす危険があるので注意が必要です。)大抵の場合これらの手当で痛みが軽減するでしょう。


■キズへの対処

出血があったり、キズが深い場合もあるので毒への対処の後にキズ口を滅菌ガーゼで保護します。もし、キズにトゲが刺さっている場合には、ピンセットなどでゆっくり取り除いてください。


■患部の腫れへの対処

あくまでも毒による痛みが楽になってからなのですが、痛みが無くなったら患部周囲を伸縮包帯で圧迫し、その上から氷水を入れた「氷のう」などで冷やします。


※全身の状態が悪化したり、ひどい発熱、痛みが強い場合、腫れが強い場合などは、すぐに医療機関で受診してください。何に刺されたか解らない場合、海の中で足の裏などに何かが刺さった感じがした場合にも同様な手当でよいでしょう。(エイに刺されたり、ウニ類を踏んだなどが考えられます)


■予防方法

また魚のトゲ(背びれ、胸びれ他)には、できるだけ素手で触れないようにしましょう。


ライフセービング インストラクター 上野真宏

海や河川など水辺の危険を知って、海水浴やレジャーを安全に楽しみましょう。

海水浴にマリンスポーツ、釣りなど海や川には楽しいアクティビティがたくさんありますが 毎年、夏になると水難事故が多く起きてしまうのも悲しい事実です。 水辺の危険を事前にお伝えすることで、1つでも多くの事故がなくなることを願っています。

【URL】 日本ライフセービング協会 http://www.jla.gr.jp/
【所属】 特定非営利活動法人 日本ライフセービング協会 理事・事務局長、 国際武道大学 体育学部スポーツトレーナー学科 非常勤講師

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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