トラブル解決術

  • ジャパンダのデータ研究所

筋肉痛の治し方とは?

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趣味でマラソンを始めたのですが、まだ慣れていないせいもあり筋肉痛に苦しんでいます。筋肉痛はどうしておこってしまうのでしょうか?また和らげる対処方法など教えていただければと思います。

運動前のストレッチ、運動後のクールダウンを充分に行うこと。

充分なストレッチをしないまま急激な運動をすると、筋繊維組織が少し傷ついた状態になり、長時間体温が上昇し続けることにより、時間が経つと筋肉に炎症を起こします。また腱や関節などの炎症も筋肉痛として感じられることもありますので炎症や痛みが強いときは医療機関で受診しましょう。


■対処方法

1. クールダウンを充分に行う、10分程度の軽いウォーキングの後、15分~30分程度のゆっくりとしたストレッチを行います。ただし筋肉痛がひどい場合は筋肉が傷つき炎症を起こしている場合がありますので、氷や水などを用いて身体を局所的に冷却します(アイシング)。


2. 筋肉痛が出る前は、軽いマッサージやぬるま湯のお風呂で筋肉をほぐします(痛みがある場合は、強いマッサージや温めるのは逆効果となります)


3. 痛みが激しいときは、アイシングを行います。冷たい水などで15〜20分くらい繰り返し冷やします。氷水などは凍傷を誘発する場合がありますので、夜などは湿布に切り替えた方が良いでしょう。 


■予防

運動前にはストレッチを、運動後はクールダウンを充分に行いましょう。勢いや力を入れず、ゆっくりと筋肉を伸ばします。またビタミンやミネラルをバランスよく摂りましょう。ビタミンB群は代謝を良くし疲労回復を助け筋肉痛予防にも効果があります。


■応急手当の目的

今回は、誰でも簡単に身につけられる応急手当をご紹介いたしました。応急手当(ファーストエイド)とは、怪我や急病のときそれ以上「悪化させない」ように「苦痛を軽減」して、なるべく早く医師の手当てを受けさせることを目的としています。


ファーストエイド・インストラクター 鹿口恵子

筆者の写真

突然のケガなどに、誰でもできる応急処置をご案内します。

突然のケガや急病の時に、「それ以上悪化させない」、また「苦痛を軽減」するために応急処置をご紹介していきます。日ごろから応急処置の方法を知っておくことで、突然の事故でも正しい対応が可能になります。

【資格】 財団法人日本交通安全普及協会チャイルドシート認定指導員。 東京都消防庁認定 応急手当普及員。 モータースポーツ・ライフセービング機構「ドライバー&子供の応急手当」インストラクター。 NPOキッズデザイン協議会会員。日本交通医学工学研究会会員。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。