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自転車事故に遭わないための注意点とは?

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2018.03.23 更新2018.03.29

先日、自転車で路側帯(ろそくたい)を走っていたときに、左折してきた車と危うく接触しそうになりました。てっきり窓からこちらの自転車が見えているとばかり思っていたので、そのままぶつかっていたらとひやっとしました。このような事故に遭わないようにするためには、どのようなことに気をつければよいでしょうか?自転車を運転するときの注意点について教えてください。

自転車事故の多くは認知ミスから。ドライバーに存在を認識させる工夫が必要です。

車との事故が起きやすい場所を、把握しておきましょう


自転車事故の約7割は交差点で起きています。(※1)
また、自転車乗車中の死亡事故の約8割は、自転車側に違反のあることがわかっています。(※2)
自転車は道路交通法上は「軽車両」扱いですが、車と自転車の事故が起きた場合、身体的なダメージは圧倒的に自転車の方が大きいですから、なるべく事故に遭わないための知識や工夫が必要です。まずは事故の傾向を知って対策をしましょう。


信号機のない交差点
最も自転車事故が起きている場所は、住宅地の生活道路で信号機のない交差点です。
安全に通行するためには、


[ 1 ] 止まって

[ 2 ] 見て

[ 3 ] 聞く


ということです。

「いつも来ないから、きっと今日も車は来ないだろう」という思い込みで、一時停止せずに交差点に進入してしまったために起きてしまう事故もあります。いちいち面倒かもしれませんが「止まって・見て・聞いて」事故を未然に防ぎましょう。


脇道と幹線道路の交差点
2番目に多いのが脇道と幹線道路の交差点です。車が脇道を走ってきて幹線道路へ左折合流したい場合、ドライバーは幹線道路を右から来る車が途切れるのを待っています。そのためドライバーは右方向ばかり見ていることになります。そのとき、左から来る歩行者や自転車は見えていませんので注意が必要です。


また歩道上には植栽帯や外灯、電信柱などがあるため車のドライバーから物理的に見えづらいだけでなく、ドライバーにとって歩道上でのことは車の運転に関係ないと考えてしまい「意識の壁」ができます。


そのため(原則として自転車は車道を走るのがルールですが)例外的に自転車が歩道を走ることができる場合でも、車が幹線道路から脇道へ左折するときに、歩道から高速で自転車が飛び出してくると発見するのが遅れ、巻き込まれてしまう可能性があるため注意が必要です。また、駐車場の出入口でも同様の注意が必要です。


幹線道路の交差点
3番目に多いのが幹線道路の交差点です。右折や左折をしたい車は前方からの直進車が途切れるのを待っていますから、いざ途切れたときは右折や左折することに注意がむき、その先を走っている自転車や人への注意がおろそかになっている可能性があるので要注意です。
また、自転車は原則として車道第一車線(道路の一番左側の車線)を車と同じ向きで走ることが道路交通法で決まっており、右折レーンなど複数の車線がある場合は第一車線のどこを走ってもよいことになっています。


片側一車線道路では最左端を走ることになっていますが、交差点直前でもすり抜けをせず、車の後ろで信号が変わるのを待ちましょう。

交差点を直進するとき前方に左折車がいる場合は、第一車線の右端へ寄って左折車を追い越すと、対向車線で右折待ちをしている車に自転車の存在を認識させやすくなります。


また、アスファルト舗装の上を走るようにし、排水溝があるL型側溝部分(エプロンと呼びます)は走らないようにしましょう。


自転車事故が起こる要因と対処方法


自転車事故の多くは操作ミスではなく認知ミスで起きています。自転車は車に比べて車体が小さいので、ドライバーから存在を認識されるよう目立つ工夫が必要です。


自動車は自転車が見えていない
自転車側が思うほどドライバーには自転車が見えていませんから、明るい服を着てライトを複数つけて目立つことも重要となります。車の前で急な進路変更をするとドライバーが対処できないので、ハンドサインやアイコンタクトなどでコミュニケーションを取りながら走りましょう。また、例外的に自転車で歩道を走ることができる場合にも、歩道上の自転車はドライバーから認識されにくくなるだけでなく、歩行者との事故も発生しやすくなりますので注意が必要です。


歩道上での事故は自転車側が完全に不利


自転車は原則車道を走るのがルールですが、例外的に歩道を走ることができる場合もあります。ただし歩道上の事故で加害者になると、自転車側の過失割合が10対0から審議開始となってしまいます。相手が死亡した場合など高額の賠償金を請求される判例も増えていますので、自転車が通行してもよい歩道をとおる場合でも、すぐに止まることのできる速度で徐行してください。


ベルを鳴らすのはNG
前方に歩行者が並んで歩いていて追い越せない場合でも、ベルを鳴らして移動させてはいけません。あくまで歩道は歩行者優先です。自転車は例外的にとおらせてもらっているのですから、歩行者を追い抜けない場合は自転車から降りて、押して歩くのがルールです。


自転車はエコで便利な乗りものですが、道路交通法上は「軽車両」ということを忘れずに、安全に注意して運転しましょう。


※1 引用:「イタルダ・インフォメーション №88」公益財団法人 交通事故総合分析センター
https://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info88.pdf
(2018年2月1日最終確認)


※2 引用:「平成28年における交通死亡事故について」警察庁交通局
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/H28_siboujko.pdf
(2018年2月1日最終確認)


自転車ツーキニスト 内海潤

交通ルールをしっかり守って、安全で楽しい自転車ライフを。

自転車はエコで健康的な乗り物です。手軽な反面、そのルールがあまり知られていないという事実もあります。正しい交通ルールを知って、安全な健康的な自転車ライフを送りましょう。

【URL】 TOKYOツーキニスト http://tokyo-tookinist.com/
【経歴】 NPO法人 自転車活用推進研究会 理事、 練馬区自転車駐車対策協議会 委員
【メディア】 TBS「はなまるマーケット」、フジテレビ「スーパーニュース」、 テレビ朝日「ワイド!スクランブル」などテレビ出演多数。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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