交通費の節約方法とは?
今度の連休に家族で旅行に行く予定です。新幹線での移動を考えていますが、交通費の上手な節約方法があれば教えてください。また、毎日利用する電車やバスの交通費の節約方法についても教えてください。
繁忙期は割高に!割引サービスを上手に利用しましょう。
■繁忙期は指定席特急料が割高に
新幹線や在来特急列車の指定席特急料金は、年末年始、春休み、ゴールデンウィーク、夏休みには通常期の200円増しになります。往復では400円増しです。
子どもの運賃は基本的には小学校入学前は無料、小学生のお子さんは半額なので、大した金額ではないと思いがちですが、中学生以上のお子さん2人だと家族4人分で1,600円増しになってしまいます。
逆にシーズンオフは指定席特急料が200円割引になり、繁忙期との差は前述の4人家族で3,200円になります。できれば割高になる繁忙期は避けて旅行に行きたいものです。
■JRの割引サービスを利用する
JR東日本の「えきねっとトクだ値」を使うと、繁忙期でも東北・山形・秋田新幹線、北陸上越新幹線の切符が割引になります。東北新幹線の「はやて」を利用する場合、乗車券と普通車指定券がセットで条件によっては最大15%の割引、さらに13日前までの申し込みで最大35%の割引になります。
■市内や区内の在来線も使える新幹線の乗車券
新幹線の乗車券は、たとえば「東京23区-新大阪」となっていると、23区内や大阪市内の在来線でも使えます。また片道100キロ超の乗車券であれば、回数券や一部の割引券を除いて何回でも途中下車ができます。乗車券を上手に使った観光も節約の一つです。
■2時間以上遅れで特急料金の払い戻し
不測の事態で新幹線が遅れた場合、せっかく高い特急料金を支払っても早く着かなくては意味がありません。そのため2時間以上遅れると特急料金は払い戻してくれます。ただし、ケースによっては払い戻しがないこともありますので駅の係員に確認するようにしましょう。
■日々の交通費の節約術
最後に日々の交通費の節約ですが、一番の節約は回数券の利用です。10枚分の料金で11枚つづりになっています。ただし有効期間が3か月なので確実に使う場合のみ購入しましょう。
バスの場合はスイカ、パスモなど交通系電子マネーの利用でポイントが加算され、1,000円利用で100円分、5,000円利用で850円などの特典が付きます。各バス会社で確認してみましょう。
他にも金券ショップで割安なチケットを買う方法などもあります。ショップによっても違いますが割引率は10%以下が一般的です。ただし、繁忙期には使えないチケットがほとんどですので注意が必要です。
交通費は旅行の時のお得な切符だけでなく、日々の小さな節約の積み重ねでも長い間には大きな節約につながります。交通費の節約分をホテルや食事のグレードアップにつなげて楽しめるようにしたいものです。
※上記の情報は2015年11月時点の情報のため、最新情報は各公式サイトなどでご確認ください。
ファイナンシャルプランナー 有田 美津子
暮らしや子育てにかかわるお金の疑問を分かりやすく解説します。
人生の一大イベントである住宅購入や子育てに関わるお金の知識はなかなか理解しにくいものですね。でもご安心ください。わかりにくい暮らしに関わるお金の疑問やお悩みを、2人の子供の子育てに奮闘しつつ、2回の住宅購入を経験してきた私自身の生活体験をもとに、わかりやすく解説いたします。
【URL】 | http://www.fparita.com/ |
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【経歴】 | 大学卒業後、地方銀行にて企業・個人向け融資を担当。結婚・出産を契機に7年間専業主婦として子育てに奮闘。その間にマンション購入、一戸建てへの買い替えを経験する。その後大手住宅販売会社、大手損保会社、メガバンクの住宅ローン窓口勤務を経たのち、FPの資格を取得して独立。子育て世代&シニア世代を応援する執筆やセミナーを積極的に行っている。 |
【著書】 | 「トクする住宅ローンはこう借りる」(自由国民社)、Webコラム「保険ジャーナル」、「ItMama」など執筆・監修多数 |
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