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一人暮らしの節約方法とは?光熱費を下げる方法

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現在一人暮らしをしています。将来のために貯金をしているのですが、光熱費が思ったより高くてなかなか貯金がたまりません。一人暮らしの電気、水道、ガスなどの光熱費の一般的な毎月の平均金額やそれぞれの費用をおさえるコツ・方法があれば教えてください。

家電の使い方、調理工夫、節水グッズで光熱費を減らそう。

■1人暮らしの光熱費平均 9,600円

毎月必ず必要になるお金として光熱費があげられます。固定費の中でも大きな割合を占める光熱費、他の人はどれくらい使っているのでしょうか?

2014年家計調査(総務省)によると、単身世帯(勤労者世帯)の光熱水道費平均は月額9,653円とのこと。内訳は電気4,388円、ガス3,054円、上下水道1,750円、その他462円となっています。


※出典:「家計調査年報(家計収支編)調査結果」(総務省統計局) http://www.stat.go.jp/data/kakei/2014np/index.htm

(最終確認:2015年9月8日)


これらの値段より高額な光熱費を支払っているのであれば、少し使いすぎかもしれませんので要注意ですね。長期間にわたって無駄な出費を続けることになりかねませんので、今から光熱費をしっかりと抑えて節約しましょう。


■電気:契約見直し、製品ごとの使い方をみきわめて

電気代が高い場合には、家の中にある電気製品の消費電力を調べましょう。取扱説明書やメーカーのホームページで調べることができます。この数字が大きいほど電力を使っていることになります。特にIHクッキングヒーターや湯沸しポット、電子レンジ、乾燥機などに注意しましょう。これらの電気製品の使用時間をできるだけ減らすことが光熱費節約の第一歩です。


また、使い方にも注意が必要です。エアコンは設定温度を変える、フィルターの掃除をこまめにすることが大切。冷蔵庫も設定温度をあげ、冷蔵室は物をつめこみすぎない、逆に冷凍庫は物をキッチリ詰めるなどの対策をするだけでも節電効果はでます。


電力会社によっては、契約しているアンペア数を変えることで電気料金が安くなる場合があります。また、夜間や休日の電気代が安くなるプランがある会社もありますので、契約している電力会社のホームページなどで節約方法をチェックしてください。


■ガス:給湯に最大の注意を!

家庭で使われるエネルギーで多くの割合を占めるのが「給湯」といわれています。お風呂やシャワーのお湯の使い方にも注意をしましょう。シャンプー時にもシャワーを流しっぱなしにせず、こまめに止めるようにしましょう。また、混合栓を使う時、お湯の位置で水を出してしまうことがあります。お湯が必要ではない時には、給湯スイッチはオフにしておきましょう。


調理も工夫しだいで節約ができますよ。煮込料理などは火を止めてから鍋ごとバスタオルにくるんでおくと保温調理ができます。蒸し器つきのお鍋があれば、煮物を作りながら蒸料理を作るということもできます。圧力鍋を使えば火を使う時間が短くてすみますね。


■水道:節水グッズを使って効果的に

水道の節約には、節水グッズを利用しましょう。節水シャワーヘッドの中には、50%も節水効果があるものもあります。同じように、台所や洗面の水栓蛇口に取り付けるタイプの節水グッズも販売されています。このようなグッズは、一度取り付けるとストレスなく節約効果が維持できますね。


お風呂に水を入れたペットボトルを入れておくと、湯船に必要なお湯の量を減らすこともできます。たっぷりお湯の入った湯船でお風呂タイムを楽しみたい人は、ぜひ試してみてくださいね。


電気やガス、水道は毎日使うものですが、日頃のちょっとした心がけで節約することができます。節約習慣を習得すれば、この先長く効果を得ることができますよ。まずは出来ることからはじめてみましょう。


ファイナンシャルプランナー 福一 由紀

筆者の写真

今後必要になるお金とその準備の方法についてご紹介します。

ライフイベントごとに必要になるお金の実態を把握し、その準備を万全にする方法をご紹介します。また支払いに欠かすことのできないクレジットカードの仕組みや利用方法をお伝えします。お得で便利なお金の支払い方法を考えていきましょう。

【URL】 マネーラボ関西 http://www.money-lab.jp/
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