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水道代の節約術1 トイレ・お風呂での節約方法

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光熱費や家計の見直しをしている中で、水道代の節約をしたいと考えています。特に水道の使用量が多いトイレ・お風呂を節約したいと思っています。トイレやお風呂の水道料金の節約方法について教えてください。

水道代の節約には節水グッズの利用と検針票のチェックを。

●お風呂とトイレで家庭の6割強の水を使っている

調査データによると、家庭での水の使われ方はお風呂が40%、トイレが22%。家庭での利用の60%以上がお風呂やトイレで利用されているので、ここでの節水が水道代節約の重要なポイントになりますね。


お風呂でできる節水としては節水用のシャワーヘッドの利用などが挙げられます。シャワー穴を小さくしたり減らしたりすることで30~50%程度使う水をカットできます。穴が少ない分、シャワーの勢いも保つことができます。メーカーによっては年間約24,440円の節約を謳うものもあります。


また、お風呂の残り水を洗濯や掃除、散水などに利用すれば月々約650円の節約になります(浴槽1杯180リットルの半分90リットルを再利用した場合※。年間約7,800円の節約になると思うと大きいですね。


●トイレの大小、節水器具の活用も

外国の方が日本のトイレをみて驚くことの1つに水を流すレバーに「大/小」の別があることだといいます。「モッタイナイ」の精神が反映されている仕様といえるでしょう。必要な水量に応じて大/小を使い分けることも節水につながります。


トイレタンクに取り付ける節水器具もあります。水圧を変えずに水量を減らすことができるため、タンクに水を入れたペットボトルを沈めて行う節約よりも安心感があるかもしれません。節水タイプのトイレを利用することで従来の約71%の節水を実現できるものもあります。現在使っているものにもよりますが、洗浄に13リットル利用する従来品と比べると年間約14,200円の水道代節約になる製品も出ています。


●平均使用量との比較も

調査データによると、世帯人数毎の平均水量は1人8.0m3、2人16.2m3、3人20.8m3、4人25.1m3、5人29.6m3、6人以上35.4m3となっています。2ヶ月に一度届く検針票をチェックして、我が家は平均よりも使っているのか、いないのかを確認するのも良いでしょう。節水の目安になります。


※参考:東京都水道局 「水の上手な使い方」

https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/shiyou/jouzu.html (最終確認:2015年3月10日)


ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢

筆者の写真

身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。

「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。

【URL】 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/
【メディア】 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など
【著書】 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)
【資格】 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。