アドバイス一覧

  • ジャパンダのデータ研究所

ガス代の節約術2 キッチンでの節約方法

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

光熱費や家計の見直しをしている中で、少しでも節約をしたいと考えています。毎日使うキッチンはどうしてもガス代がかかってしまいます。キッチンのガス料金を抑えるには、どのような節約方法があるのでしょうか?

キッチンでのガス代節約は小技の習慣化で実現しましょう。

●鍋をはみ出す火に注意

料理をする時に、強火でなくても、なべ底から火がはみ出しているケースがあります。なべ底からはみ出している部分は料理に使われない熱となってしまうため、もったいないですね。鍋のサイズに合わせた火の強さで調理するようにしましょう。


また、鍋のサイズが小さいほどガス代を節約できるわけではありません。大きな鍋の方がガスの熱をたくさん受け止められるため加熱も早くすみます。極端に小さな鍋を探すのではなく、適切なサイズの鍋を使いましょう。


なべ底が濡れたままでコンロにかけることや、鍋をセットする前にコンロに火をつけることなども余分にガスを使ってしまいます。細かなことですが、習慣にすることで節約へとつながります。


●下ごしらえは電子レンジを活用

野菜の下ごしらえは電子レンジを利用すると、電気代とガス代の差額が節約になります。葉菜(ほうれん草、キャベツ)で年間約1,140円、果菜(ブロッコリー、カボチャ)で年間約1,230円、根菜(ジャガイモ、里芋)で年間約1,120円の節約になります。


電気代の話になりますが、ご飯も炊飯ジャーの保温機能を使うより、冷凍保存し、電子レンジで解凍する方が節約になるケースもあります。保温の目安は4時間まで。それ以上だと電子レンジで解凍する方が保温に使う電気代よりも安くなります。電子レンジも上手に活用しましょう。


●食器はつけ洗いとゴム手袋着用で

食器洗いにもコツがあります。汚れがひどいものはヘラで落とすことや、食事中に使ったティッシュなどで拭っておくなどすると短時間で洗うことができます。洗う前に水につけておくと汚れが落ちやすくなるため、水やガスの節約になります。


冬などは食器洗いする時にもお湯を使いたくなりますが、ゴム手袋などを併用して低めの温度設定にすることも効果があります。例えば設定温度を40℃から38℃に下げるだけで年間1,580円のガス代節約になるというデータもあります。もちろん気温が高めの日は水で洗うようにするなども良いでしょう。


蛇口の形状にもよりますが、キッチンで水を使っているつもりでも、レバーがお湯の方に傾いている場合にはガスを使ってしまいます。水で良い時にはしっかりと水の方にレバーを倒して利用することもポイントです。


キッチンでできるガス代の節約は小さなコツコツとしたことが多いですが、一度、習慣にすると自然と節約になる技がたくさんあります。自分に合いそうなものから試してみてください。


※参考:一般社団法人省エネルギーセンター「2012年版 家庭の省エネ大事典」を元に、最新の金額換算係数に基づき算出 http://www.eccj.or.jp/dict/pdf/dict_all.pdf (最終確認:2015年8月10日)


ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢

筆者の写真

身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。

「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。

【URL】 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/
【メディア】 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など
【著書】 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)
【資格】 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。