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電気代の節約術2 冷蔵庫の節約方法

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光熱費や家計の見直しをしている中で、電気代の節約をしたいと思っています。冷蔵庫は常に使い続けるため、どうしても電気料金がかかってしまっています。冷蔵庫の電気代の節約方法について教えてください。

ゆとりある収納と、適正温度で上手に節電しましょう。

●冷蔵庫の節電は詰め込みすぎないことが重要

冷蔵庫は24時間、365日稼働している家庭がほとんどでしょう。データによると、家庭における冷蔵庫の消費電力割合は14.2%と照明、テレビ、エアコンをおさえてトップになっています。


そんな冷蔵庫を節電しながら使うコツは「物を詰め込みすぎないこと」です。物を詰め込んだ場合と、半分にした場合で電気代は年間約1,180円節約できます。庫内を詰め込みすぎないだけでなく、冷蔵庫の周辺に隙間を作ることも重要です。冷蔵庫を壁ぴったりに配置してしまうと熱がこもり、その分冷やすための電力を多く使うことになってしまいます。冷蔵庫上部と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合では年間約990円の電気代の差が出ます。冷蔵庫の節電は、内側も外側もゆとりをもたせることがポイントといえます。


※参考:一般社団法人省エネルギーセンター「2012年版 家庭の省エネ大事典」を元に、最新の金額換算係数に基づき算出 http://www.eccj.or.jp/dict/pdf/dict_all.pdf (最終確認:2015年8月10日)


●設定温度を「強」→「中」へ

冷蔵庫の設定温度を「強」→「中」に変更することも効果的です。冷蔵庫内は冷気の吹き出し口や下部はよく冷え、上部や扉付近は冷えにくい傾向があります。よく冷やしたい物は下部にしまうなどして設定温度を適正にすることも有効です。冷蔵庫の上に物を置かず、設定温度を「強」から「中」へ変更することで電気代は月々約330円※節約できます。


※東京電力 「電気供給約款(平成26年3月1日実施)にもとづいた電気料金で仮試算。

(「従量電灯B 第2段階電力量料金」と仮定。)


また、冷蔵庫を頻繁に開け閉めしすぎない注意も必要です。冷蔵庫を開けてから使う食材を考えてしまうことや、入っている物が多すぎて探す時間がかかってしまうなど、冷蔵庫を開けている時間が長く冷気が逃げてしまうことも避けたいですね。


●冷蔵庫の買い換えも

エアコンや照明のように稼働時間を調整しづらい冷蔵庫では省エネ仕様の製品に買い換えをすることも1つの方法といえます。今家庭で使っている冷蔵庫と現在販売されている省エネ冷蔵庫を使った場合、電気代がどのくらい節約できるかシミュレーションすることができるWEBサイトもあります。10年前の冷蔵庫と今の冷蔵庫を比較すると電気代が半分くらい(年間5,000~6,000円の節約)になることも。新しい冷蔵庫の購入価格と比較して検討してみると良いでしょう。


ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢

筆者の写真

身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。

「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。

【URL】 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/
【メディア】 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など
【著書】 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)
【資格】 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。