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結婚式参列やお祝いなど、急な出費のやり繰り方法とは?

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最近、友人の結婚や出産などが続き、ご祝儀など急な出費が増えてきました。今まではボーナスなどで何とかやり繰りできましたが、普段から急な出費に対してうまくやり繰りできる方法はありますでしょうか?

使っても良い貯金を少しずつ用意しましょう。

●「使っても良い貯金」と「使ってはいけない貯金」を分ける

お祝いごとは晴れやかな気持ちになる出来事だけに、急な出費を予め備えられると安心ですね。すぐにできる取り組みとしては毎月の貯蓄のうち、「使うための貯金」と「本当の貯金」を分けるという案があります。


毎月決めている貯蓄額の1/5~1/10くらいの金額は、いざという時に使うためのお金として、分けて管理をしておけば費用を出すことになっても動揺せずにすみます。また、貯金用の中からご祝儀などを切り崩していくと、引き出すことへの罪悪感を下げてしまいがちです。「使うための貯金」から払えば区別できるため、「本当の貯金」を守りやすくなります。


●年始は友人の近況を思い返す

お祝いごとへの支出については、年始に思いを巡らせることもおすすめです。年賀状を出している人は、年賀状を見ながら、結婚や出産の予定がありそうな友人はいなかったか少し気にかけると良いですね。年賀状を出していない人の場合、SNSなどでつながっている友人リストなどを眺めながら、会った時の会話を思い出すと、そろそろお祝いがあるかもしれないという兆しを感じられるケースもあります。


その他にも、この1年で起こりそうな出来事を想像し、必要に応じて目標金額を月々に分けて、お金を備えておく方法も負担感を減らせます。


●晴れの日はレンタルも

結婚式に参列することになった場合にも、特に女性の出費は大きくなりがちです。衣装については、購入する以外にもレンタルサービスを利用する方法もあります。毎回違ったデザインのドレスを着られますし、クリーニング不要の場合が多いため、後処理もラクですね。購入する場合でも、ネットショッピングやオークションを活用して、賢くオシャレを楽しんでみては?


使っても良い貯金を決めることで、本当の貯金を守ることができます。また、急な出費については予め少しずつ準備をしておくことで、無理なやり繰りが軽減されます。挙式に参列する費用を抑える工夫も忘れずして、当日は思い切りお祝いできると良いですね!


ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢

筆者の写真

身近でとりくみやすい「家計の守り方」についてお伝えします。

「お金を守る」と聞くと難しそうと感じる人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツや心がけなど身近なところから実践できる節約があります。管理もできるだけ簡単に行える方が良いですよね。 私自身、元々はお金の節約や管理が苦手だったので、できるだけ楽ちんなテクニックを集めてみました。ご自身に合いそうなものから試してみてください。

【URL】 風呂内亜矢オフィシャルサイト http://www.furouchi.com/
【メディア】 『めざましどようび』(フジテレビ)、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)など
【著書】 『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)
【資格】 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引主任者

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。