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病院に掛かる費用とは?

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2016.04.14 更新2017.03.22

先月風邪をひいてしまい病院で診察してもらいましたが、今月になってまた風邪がぶり返してしまったようで、再度同じ病院で診察してもらおうと思っています。同じ病院で同じ症状を見てもらう場合も改めて初診料を払う必要があるのでしょうか。病院に掛かった場合に発生する費用について教えてください。

同じ病気で診察してもらう場合、2回目以降は再診料が必要です。

■初診料と再診料の違いとは?

患者としてはじめて病院や診療所の外来に訪れた時に請求されるのが「初診料」。そして同じ病気やケガで2回目以降かかるのが「再診料」です。


2014年4月の診療報酬改定では、消費増税にともなっていずれもアップしました。現在の初診料は282点(1点につき10円=2,820円)なので、自己負担3割の場合850円(10円未満は四捨五入)を病院の窓口で支払います。


一方、再診料は、診療所・中小病院は72点=720円、大病院(ベッド数200床以上)は73点=730円。つまり初診料と再診料では、4倍近くも金額が違うのですから驚きですね。


■初診料がかかる場合、かからない場合

そもそも初診料は、医療機関ごとに1回の診察につき1回かかるものです。ですから、同時に2つ以上の病気やケガ(病気Aと病気Bなど)で病院に行っても、初診料は合わせて1回だけ。


逆に、病気Aと病気Bが治ってしまった後に、新たに病気Cで診察を受けると初診料がかかり、同じ月に何度も初診料を払うケースもあり得ます。


また、忙しくてなんとなく病院に行かなくなったなんてことありますよね?自己都合で治療を中断し、1ヵ月以上期間を空けてしまうと、改めて初診料を請求されることもあります(慢性疾患等、医師から指示があった場合を除く)。


■2つ以上の診療科に行く場合は、同じ病院で同じ日に行った方がオトク!?

一方、同じ病院の2つ以上の診療科で診察を受ける場合、同じ日なら、2つ目の初診料は複数科受診時の初診料となり、通常の半額の141点(1,410円)で済みます。


たとえば、同じ病院で内科と皮膚科で同じ日に診察を受けた場合、初診料2,820円+1,410円(2科目加算)=4,230円ですが、別の日に皮膚科に行った場合は、別途初診料2,820円がかかり、合計5,640円を支払わなければなりません。

その差額は1,410円、自己負担3割であれば420円の節約になります。


つまり、2つ以上の診療科に通院するときは、別の日に受診するよりも同じ日のほうが、医療費がオトクになるわけです。このほか、初診・再診料には診察時間外や休日、夜間に診察を受けたとき、乳幼児が診察をうけたときなど、〇〇加算といった割増料金が上乗せされます。


ですから、もちろん症状次第とはいえ、できるだけ診察は割増料金がかからない診療時間内に受けるのがベストでしょう。


■2016年度から紹介状を持たない大病院への受診は負担増に

2015年1月に医療保険制度改革が発表され、2016年度から紹介状を持たずに大病院を受診した患者に一定額の負担を求める制度が始まります。


これまでも、大病院は紹介状がなければ通常の初診料等とは別に、保険が適用されない「選定療養費」を徴収しても良いとされていましたが、実際に導入しているのは半数ほどでした。それが義務づけられ、紹介状なしでは、おおむね5,000円~1万円の特別料金が別途かかることになります。


これまで、「とりあえず大きな病院で診てもらった方が安心」などと安易に大病院を受診していた人は、医療費の請求が跳ね上がってビックリするかも。


医療費節約のため、そして本当に必要な人に適切な医療が行き届くためにも、まずは気軽に受診できる「かかりつけ医」を見つけておくことをお勧めします。


ファイナンシャルプランナー 黒田 尚子

病院・病気にかかわるお金の疑問を分かりやすく解説します。

病気は人生で避けて通ることのできないものです。病気になると身体のことは勿論、お金のことも心配になってしまいますよね。身近な問題でありながらなかなかよく分からない病気とお金の関係をメディカルファイナンスの専門家である私がわかりやすく解説いたします。皆さまの病気にまつわるお金の不安や悩み事が少しでも解消されて心安らかな人生をおくるためのお手伝いができれば幸いです。

【URL】 http://www.naoko-kuroda.com/
【経歴】 大学卒業後、SEとしてシステム開発に携わる。在職中に、自己啓発の目的でFP資格を取得し独立系FPとして転身を図る。現在は、各種セミナー・講演の講師、各種メディアでの執筆、個人相談まで多岐にわたり活躍中。
【著書】 「50代からのお金のはなし~介護、相続、実家対策まるわかり」(プレジデント社)、「がんとお金の本」(ビーケイシー)、「がんとお金の真実(リアル)」(セールス手帖社)など多数

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