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顔合わせ、両家食事会の進行方法とは?事前準備とは?

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結婚の挨拶に行った際、近いうちに両家で食事会をしてはどうか、との提案がありました。両家とも地方に住んでいるため、私たちで準備を進めようと思いますが、どのような場所でするのがよいでしょうか?当日の進行方法についても教えてください。

なごやかな食事会で、両家の関係を深めましょう。

■食事会とは

両家が一同に集まる「顔合わせ食事会」は結婚に向けての準備がスタートする大切なけじめ。ここ数年で結婚式のスタイルが様変わりしている昨今では、結婚に対する考え方や価値観は、地方ごとのしきたりや年代など、人によって驚くほど異なる場合があります。食事会を行うことで、お互いをよく知ることができ、結婚式の準備や今後の両家でのお付き合いがスムースになるでしょう。


■食事会、成功のための7つのポイント

事前の準備と当日の心構えが成功の鍵といえます。準備はふたり主導で、両家の意見を調整しながら進めるのがよいでしょう。


★ポイント1 場所と日取りを決める

時期は結婚式の3~6カ月前が多いようです。場所は料亭やレストランが人気。結婚式の会場が決まっていて、そこで会食が可能なら、親に会場をみてもらう機会にもなります。ゆったりと落ち着いて食事のできる個室を予約しましょう。


★ポイント2 参加者を決める

本人ふたりと両家の親を基本に、兄弟姉妹がいる場合は同席するケースもあります。両家の食事会に対する意向にも配慮しながら、相談して決めましょう。


★ポイント3 服装や手土産、用意するものなどを打ち合わせておく

両家のバランスが悪いと、どちらの家も気持ちよく過ごせないものです。服装をどうするか、手土産をどうするか、その他家族書や親族書を用意するのかなど、ふたりが調整役となって準備を進めましょう。また、食事会で記念品の交換をする場合は、記念品も用意しましょう。


★ポイント4 当日の流れと進行役を決める

食事会の流れとしては、最初の挨拶、両家家族紹介、記念品の交換、乾杯、会食歓談、締めの挨拶となります。会場にも進行や食事を始めるタイミングを伝えておきましょう。進行は新郎か、新郎の父が行うのが一般的です。また、食事はその場で選ぶよりも、コース料理を事前に頼んでおくと、当日バタバタしません。


★ポイント5 歓談での話題の用意、結婚式で確認すべきことをまとめておく

両家が集まるこの機会は、結婚式の事前打ち合わせの大きなチャンスです。挙式のスタイルや結婚式の内容など、両家の親への確認事項はふたりで事前に準備しておきましょう。また、場が和やかになるように、家族の思い出やエピソードなど話題を準備しておくことも忘れずに。また、せっかくの機会なので、参加した人全員での記念写真やふたりの写真を残しておくと、よいでしょう。


★ポイント6 会計の仕方を事前に決めておく

事前に決めておかないと、支払いの場面になって、両家の親が支払いでもめることも。それを避ける為にも、ふたりが両親を招待するスタイルがおすすめです。費用は折半するのか、人数負担するのか、どちらが代表で支払うのかなど、ふたりで事前に調整しておきましょう


★ポイント7 両家の親に後日のフォロー

最後を丁寧にすることで、好感度は上がります。まず当日、帰宅したらお礼の電話を入れましょう。また、3日以内にはがきや手紙で感謝の気持を伝えると、お互いの距離はグッと近くなることでしょう。


両家の親が気持ちよく時間を過ごせるようにすることで、両家の関係も深まることでしょう。そのためには事前コミュニケーションが大切。まずは、それぞれ自分側の親には自分できちんと相談・確認をして、両家の要望の調整役になるようにしましょう。


結婚ジャーナリスト ひぐちまり

筆者の写真

結婚が決まったら必要となる様々なマナ―についてご紹介します。

婚約者のお家へのご挨拶から婚姻届等種々の手続きまで、様々なシチュエーションで「愛される花嫁」になる為のマナ―やコツをご案内します。心配りのポイントを押さえることで、周りから祝福される幸せな花嫁になりましょう。

【URL】 http://higuchimari.jp/
【経歴】 20年間ブライダル事業に携わり、ウエディングプロデュースの先駆者として1万組以上の婚礼を手がける。ブライダルやパーティのマナーにも精通し、2010年には、モナコ王室主催の舞踏会に参加。ブライダルフェアでのトークショーなどを行う。現在はヒロインプロデューサーとしても活躍中で、女性が輝く為の各種講座などを開催。
【著書】 「ウエディングのマナーとコツ」(学習研究社) 「花嫁の手紙お手本BOOK」(大泉書店)など多数

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