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お彼岸とは?お彼岸の準備とは?

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2016.06.17

春や秋になるとお彼岸という言葉をよく耳にしますが、お彼岸とはどんなことをするものなのでしょうか?お彼岸の由来とお彼岸に準備すべきことについて教えてください。

仏壇・仏具を整え供物の準備を。彼岸会法要(ひがんえほうよう)参加もおすすめ。

■お彼岸とは

「彼岸」は仏教用語で「彼方の岸」、つまりあちらの世界のことを意味します。反対にこちらの世界のことを「此岸(しがん)」と言います。


お彼岸は迷いや煩悩に満ちあふれたこちらの世界「此岸」から、悟りの世界である「彼岸」へ渡るための修行期間であり、仏道においては「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の実践を行いましょうという意味が根底にあります。つまり、日常生活に追われ普段は自分自身を見つめることができない人も、この時期は六波羅密(「布施(ふせ)」「持戒(じかい)」「忍辱(にんにく)」「精進(しょうじん)」「禅定(ぜんじょう)」「智慧(ちえ)」)という良い行いをし、先祖や仏様に心を寄せていきましょう、ということです。


■お彼岸の時期

春分・秋分の日を中日(ちゅうにち)として、その前後3日間ずつ、あわせて7日間がお彼岸の時期になります。秋分・春分の日は「暑さ寒さも彼岸まで」というように季節の変わり目です。昼と夜の長さが同じ春分・秋分は「中道」を重んじる仏教思想にも通じ、この日が尊ばれたと言われています。


■お彼岸の準備

お彼岸の時期が近づいてきたら、仏壇の中をきれいにしたり、仏具を磨きましょう。「霊供膳(りょうぐぜん)」という先祖用のお膳を準備する場合もあります。仏壇をお彼岸用に手を加えるなら、「打敷(うちしき)」という仏壇用の敷物を使用しても良いと思います。打敷とはお盆、お彼岸、正月など特別な日に使用するものです。宗派により三角形、長方形などの違いはありますが、色や柄は好みで選んでかまいません。また、ロウソクをお彼岸にちなんだ柄の入った絵ロウソクに変えるといった方法もあります。


お彼岸のお供え物といえば、「おはぎ」「ぼたもち」ですが、加工法や見た目に多少違いがあったとしても呼び方が違うだけで基本的には同じものです。地域によっては団子、のり巻、赤飯などをお供えする場合もあります。


■お墓参りのマナー

お墓参りの方法に特別な決まり事はありませんが、一般的には次のような手順で行います。


1.寺院内の墓地の場合、まずはご本尊に一礼します。

2.手桶に水を汲み、墓所へ向かいます。

3.お墓に手を合わせ、墓石と区画内の掃除をします。

4.お供えをします。墓石にお酒をかけると、石の劣化が進みますのでお勧めできません。

5.線香を焚き、お墓参りをします。墓前法要をする場合は、立ったままお参りとなりますので、足腰の弱い人がいる場合は椅子を準備しておくと良いでしょう。

6.後片付けをします。

7.供物は基本的にすべて持ち帰って皆で分けます。

その他、ペット連れでもOKか、駐車・駐輪のマナーは適切か、花や供物の扱い方など、霊園・墓地規約に準じて行います。


準備するものとして以下のものを持参すると便利です。

<お参りグッズ>

・お線香

香りにこだわっても良いでしょう。

・お供えもの(花、菓子など)

お供え物を置く半紙や紙皿などがあると便利です。

・マッチ、ライター

点火用として。風よけライターがあると便利です。

・ロウソク

ロウソク立てが設置されていないお墓もありますので注意してください。


<お掃除グッズ>

・歯ブラシ

細かい部分の掃除に使用できます。

・スポンジ

汚れ落とし用として。タワシは墓石を傷めますので使用しないほうが良いでしょう。

・墓石用洗剤

頑固な汚れには専用の洗剤を使用します。

・雑巾

拭き上げ用に複数枚準備します。

・スコップ、鎌、剪定用ハサミ

植木のお手入れや雑草の処理などに使用します。

・ザル

玉砂利がある場合はザルを使用して洗浄すると良いでしょう。


なお、お彼岸は地域によって準備するものが異なる場合もありますので、身内の方に事前に確認しておくことをおすすめします。

毎回でなくてもかまいませんが、年に1回程度は草むしりをしたり、墓石を磨き上げるなど、墓地をきれいにしながらご先祖と向き合いたいものですね。


葬儀・お墓コンサルタント 吉川美津子

今さら聞けない仏事&弔事の基本マナーをお伝えします。

仏事&弔事のマナーは難しいと思っていませんか?これまで多くの葬儀やお墓の現場に携わり、遺族と接して感じたことは、マナーの基本は弔意の心だということ。故人やご先祖に対する尊厳と、家族へのおもいやりを念頭に、なぜ特別なふるまいをいをしなければいけないのかを考えれば、自然と気持ちが行動にあらわれるはず。葬儀やお墓のことなど、ここでは一般的なマナー本に書かれている情報ではなく、死に関する分野で培った豊富な現場経験をもとに、現代に合った情報をお伝えします。

【URL】 葬儀ビジネス研究所 http://www.1sogi.com
【所属】 日本葬祭アート&デザイン協会 理事、駿台トラベル&ホテル専門学校非常勤講師他。
【メディア】 「プレジデント」、「週刊女性」、「anan」、日本経済新聞、読売新聞、「ノンストップ!」(フジテレビ)出演他。
【著書】 「葬儀業界の動向とカラクリがよーくわかる本」(秀和システム)、「まだ元気!なアナタのための終活のはじめかた」(メディアファクトリー)他。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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