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香典の相場、マナーとは?

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2015.02.24 更新2017.03.22

突然のことですが、週末にお葬式に参列することとなりました。お香典について質問ですが、一般的にはいくら包めばよいのでしょうか?お香典の相場や、渡し方のマナーについて教えてください。

お香典は袱紗に包んで渡すこと。氏名・住所の記載も忘れずに。

■香典とは

香典とは「香を供える」ことに由来していますが、これは昔は香が大変貴重な品物であったことから「大切なものを提供する」という意味につながっています。昔は通夜から葬儀・埋葬まで長い時間をかけて行われていたものでした。その際に遺族は近隣の人たちに食事をふるまっていたのですが、多額の出費となるために、その負担を村全体で支えあう「食料」を提供したことが香典のはじまりと言われています。


食料香典から金銭香典に変わっていったのは明治に入ってから。完全に移行したのは戦後になってからのことです。


■香典の金額


香典の金額については、お付き合いの度合いによって、また立場や年齢によっても異なります。以前に相手からいただいた金額を参考にすることもできますが、物価の変化や価値観なども時代とともに変化しています。相場として表記するのは難しいのですが、一般的な金額の目安は次のとおりとされています。


・両親       5万円~

・祖父母      2万円~5万円

・兄弟姉妹     2万円~5万円

・親戚       1万円~5万円

・友人、知人、隣人 5,000円~2万円

・仕事関係者    5,000円~2万円

・顔見知り程度   3,000円~1万円

※会社や町会などで、最初から相場が決まっている場合もあります。


実際の現場の状況から判断すると、最低でも5,000円くらいは包みたいところ。なぜかというと、最近では「即日返し」といって、香典返しを忌明け後(四十九日後)ではなく、葬儀当日に渡してしまうケースが多いからです。その場合、遺族はいただく香典の額にかかわらず、一律で2,000~3,000円程度の品物を渡すように準備しますので、あまりにも香典が少なすぎるとかえって遺族に負担をかけてしまうことになりかねません。


■香典袋の表書き

【仏式】

仏式の場合、どの宗派でも使用できる表書きは「お香典」「御香料」「御香資」になります。これは仏様に香をお供えするという意味です。


なお、四十九日以前は「御霊前」、四十九日後は「御仏前」を使用する、と書かれているマナー本もありますが、浄土真宗の場合は「御霊前」を使わないので、一般的な表書きと言い切るには無理があります。


【神式】

神式の表書きは「御榊料」「御神饌料」「御玉串料」「御神前」など。「御霊前」も使用できます。


【キリスト教】

「お花料」が一般的。カトリックでは「御ミサ料」も可能です(プロテスタントでは不可)。なお、十字架や白百合が印刷された不祝儀袋はキリスト教用です。


【無宗教・自由葬】

特定の宗旨・宗派にとらわれない葬儀の場合、どんな表書きでも基本的にOKです。「御霊前」「お花料」が多いようですが、「御香料」「御香資」でも良いでしょう。


表書きについては、宗旨・宗派の違いなどありますが、実際のところは、事前に宗派を知らされていないケースも多く、たとえ違っていてもそれを咎める遺族はいませんし、マナー違反として常識を疑われることもほとんどありません。基本的に不祝儀袋を使っていれば弔意を表したことになりますので、あまり気にせず、自分の宗旨・宗派に準じたものを用意しても良いでしょう。


■氏名などの書き方

中央には自分の姓名を書きます。苗字だけではなく、フルネームまできちんと入れること。裏(もしくは中包み)には、後から遺族が整理しやすいように、郵便番号から住所を書き、香典の金額を明記します。連名で香典を出す場合は、右から上位者・目上の人を書くようにします。区別がない場合は、五十音順で書くと良いでしょう。


金額は壱(イチ)、弐(二)、参(三)、阡(千)、萬(万)というように漢字表記にします。


「涙でにじんでしまった」という意味で、名前は薄墨で書くとされていますが、最近は普通の筆ペンで書く人が圧倒的に多いように感じます。薄墨で見にくいよりも、住所・氏名・同封した金額がはっきりわかるように書くほうが親切、という遺族への配慮もあります。


表書きも大切ですが、むしろ渡し方のマナーを心得ておくべきです。ビニール袋に入ったままだったり、ポケットから無造作に出すようではマナー違反です。袱紗(ふくさ)から出し、受付盆の上に置いたら深く一礼します。


葬儀・お墓コンサルタント 吉川美津子

今さら聞けない仏事&弔事の基本マナーをお伝えします。

仏事&弔事のマナーは難しいと思っていませんか?これまで多くの葬儀やお墓の現場に携わり、遺族と接して感じたことは、マナーの基本は弔意の心だということ。故人やご先祖に対する尊厳と、家族へのおもいやりを念頭に、なぜ特別なふるまいをいをしなければいけないのかを考えれば、自然と気持ちが行動にあらわれるはず。葬儀やお墓のことなど、ここでは一般的なマナー本に書かれている情報ではなく、死に関する分野で培った豊富な現場経験をもとに、現代に合った情報をお伝えします。

【URL】 葬儀ビジネス研究所 http://www.1sogi.com
【所属】 日本葬祭アート&デザイン協会 理事、駿台トラベル&ホテル専門学校非常勤講師他。
【メディア】 「プレジデント」、「週刊女性」、「anan」、日本経済新聞、読売新聞、「ノンストップ!」(フジテレビ)出演他。
【著書】 「葬儀業界の動向とカラクリがよーくわかる本」(秀和システム)、「まだ元気!なアナタのための終活のはじめかた」(メディアファクトリー)他。

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。

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