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お食い初めの方法とは?

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子どもが生まれ、もうすぐ3か月となります。まもなくお食い初めの時期かな、と考えていますが、お食い初めについて詳しくわかりません。お食い初めの方法や時期について教えてください。

歯の生え始める時期に合わせてお祝いする儀式です。

赤ちゃんには1歳くらいまでに、地域や家庭によっては様々な儀式があります。その中のひとつが「お食い初め」です。お食い初めは、赤ちゃんの歯が生え始めたことを祝い、一生食べ物に困らないようにと祈る儀式で、平安時代から続いていると言われています。


お祝いする時期は生後100日、110日、120日と行う時期も地方によって異なりますが100日目に行うところが多いことから「百日祝い」ともよばれています。生後だいたい100日前後は歯が生え始め、ちょうど離乳食に切り替わる時期。ちょうどその頃に、赤ちゃんの自立と成長を祈ります。


お食い初めの方法も地域によって様々ですが、一般的には「祝い膳」と呼ばれる、一汁三菜のお料理を用意して、祖父母や両親が食べさせるマネをする形になります。正式には、祖父母や親せきの中の一番長老が長寿にあやかるという意味で、「養い親」になって、ひざに赤ちゃんをのせて食べさせる真似をします。この時、生まれた赤ちゃんにとって、初めて箸を使うので「はしぞろえ」「はし祝い」とも呼ばれています。


お食い初めに用意する祝い膳に関してはこちらで詳しくご紹介しています。

「お食い初めの料理に必要なものとは?」はこちら

https://park.sompo-japan.co.jp/japanda_ch/japanda-ch/kankon/marriage/700083.html


もし赤ちゃんが女の子なら女性が、そして男の子なら男性がこの役を務めるという場合もあります。お祝いの席には、祖父母、両親の兄弟姉妹など親しい親せきを招くようにしましょう。


また、お食い初めの席に呼ばれた場合はご祝儀やプレゼントなどのお祝いを用意しましょう。ご祝儀は何度でもあってよいように紅白の蝶結び、表書きは「祝御初膳」とし、5000円~1万を贈るのが一般的です。


マナー研究家 住友淑恵

筆者の写真

子供の成長を喜ぶ「お祝い事」について、わかりやすく解説します。

身内や親しい人をお祝いするとき、近い関係だからこそ、気遣いたいと思うものです。その反面、初めての経験に、どのようにお祝いすればよいのか迷うことも多いかもしれません。子どもの誕生と成長は、見守るもの全ての気持ちを温かくしてくれるもの。節目で祝い事をすることは、子どものためだけでなく、周りの大人のためでもあるかもしれません。日本に伝わる祝い事の基本をご紹介し、お祝いのときを皆が幸せに過ごせるようお手伝いをしたいと思っています。

【URL】 http://ameblo.jp/celebstyle/
【メディア】 「スッキリ」(日本テレビ)、「shibuya DEEP A」(NHK)、「アイラブママ」(インフォレスト)、「InRed1月号」(宝島社)他多数
【著書】 「決定版一生使える!冠婚葬祭のマナー」(PHP研究所)「男の「デキ顔」術」(グラフ社)「美人はカタチでつくられる(文庫版)」(メディアファクトリー)他多数

※上記に関するご質問、お問合せは、原則受付けておりませんのであらかじめご了承ください。